スピリチュアルサロンMUSA

先日の大阪プログラムで、会場に向かうタクシーの中での
運転手さんとの会話が毎朝楽しみでした


何日目かの朝乗ったタクシーで、こんな会話をしました。


運転手さん「今日はお仕事ですか～？」


私「はい、そうです」


運転手さん「何時頃までお仕事？」


私「今日は夜９時くらいまでかな～。」


運転手さん「えぇぇぇーっ、そんなに長時間？」


私「ははは、明日もまる１日なんですよ～」


運転手さん「どんなお仕事されてるんです？」


(この職業は説明がいつも難しいのだ～ 笑)
私「えーっと、カウンセリングとかヒーリングとか～、とにかく
みなさんがより幸せに生きられるようにお手伝いする仕事です。」


運転手さん「ほ～、そうですか～。それは大事なお仕事ですねぇ。
　こんなご時世だから悩みを抱えている人多いんじゃないですか？」


私「はい、そうですね。 やはり多くの方がいろいろな悩みを抱えていらっしゃいますね。」


運転手さん「そうですか～、僕はね、あることがきっかけで、ガラッと考え方が変わってしまってね。
過去のことは一切クヨクヨ悩まないと決めて、 とにかく今という瞬間を楽しむことに決めて、
そう生きているんですよ。」


私「わ～、それはすばらしいですね
今という瞬間を常に楽しんで生きられたら人生変わりますよね。」


運転手さん「うん、僕はね、学生時代の部活仲間とこの人生ずっと一緒に生きてきたんですよ。
今６０歳なんだけどね。もう４０年も家族のように仲良く過ごしてきてね。」

「でもこの数年で、その１０数人いる仲間の２人が亡くなったんですよ。
人生をずっとともに仲良く家族のように生きてきた友人があっけなく２人も亡くなって、ひどく落ち込んで悲しくてね。」

「でもその時に思ったんですよ。皆必ず死ぬし、その日がいつ突然やってくるかわからない。
残された人生をクヨクヨ悩んで怒って不満ばかり言って過ごしたいか、
それとも笑って楽しく行きたいか。
クヨクヨ悩んで過ごすなんてもったいない。
どうせなら笑って１日１日を楽しまなくちゃ損だと思ったんです。」

「それから毎日笑って生きてますよ～、ハハハハ」


そのお言葉のとおり、とっても笑顔が素敵でハハハ～♪と
終始笑っていらっしゃいました


この運転手さんの生き方、考え方に感動しました


わたしたち誰もが不安や恐れをもつことの１つは「未来」。


誰も確定され約束された未来など無いからです。
今後の人生で何が起きるのか、という情報は誰も得ることができません。


でもすべての人にとって確実な未来が１つあります。
それはいつか「死ぬ」ということ。


わたしたちは皆、産まれた瞬間からある意味「死」に向かって生きていきます。


この肉体をもって地球の物理世界を体験する「人生」は限りがあります。


その「死」がいつやってくるか、これも誰もわかりません。
分かっていたら、人生設計が簡単かもしれませんね


でも「明日」はありません。あるのは「今」だけ。
「明日」がやってくる保障はどこにもありません。


あと４０年人生を生きるかもしれない。
でももしかしたら今日が人生最後の日となるかもしれません。


ヒーラーとして活動してきた１０数年の間に、
ガンで旅立っていった仲間が３人います。


皆、「もっと奉仕がしたい」と最後の最後まで言っていました。
１人は「アフリカの子供たちが飢えて亡くなるということが
１人もいなくなるまでは死ねない」と言っていました。


２０代のとき、バンド仲間の１人だった、
まだ１０代後半だったギターリストの友達がある日突然倒れ、
身体に悪性腫瘍が見つかり、数か月後に旅立ちました。
ギターの速弾きが上手で、将来を有望視されていたのに
あまりにも若すぎる死でした。


数年前、大切な仲間がやはり突然旅立ちました。
前日まで笑って会話をしていたのに。
まさかの突然死でした。


毎日、人生最後の日になるかもしれない今日という日を、
大切に楽しく笑顔で生きていけたらすばらしいですね


その大切さをタクシーの運転手さんが思い出させてくれた大阪のとある朝でした。
感謝です