武蔵野プレイスは自習禁止にすべき?(補足)
前回書かせていただいたブログ「武蔵野プレイスは自習禁止に」に関して、「自習禁止はニーズ無視なのでは」というコメントをいただきました。誤解があるようですので、もう少し書き足したいと思います。自習禁止というのは、あくまでも市民会館などに新たな自習スペースをつくるということが前提です。代替場所もないままに「締め出す」など不可能でしょう。それと、少し極端なことを言えば、公共施設はニーズは無視するべきだと考えています。公共施設というのはそれぞれ目的を持って建てられています。例えばプレイスで言えば、生涯学習事業というのが一つの大きな柱になっています。これは他の自治体よりも先行した、武蔵野市の文化的なサービスの一つだと思います。今はまだ需要は少ないかもしれませんが、これからこれを育てていくために武蔵野プレイスをつくったわけです。自習スペースの需要が強いからと言って、これから大きくしていこうとしている事業を犠牲にするべきではないと思います。また、武蔵野プレイスは回遊できる空間というのが一つのコンセプトになっています。自習している人たちによってイスやテーブルが占拠されてしまえば、少なからず回遊性は損なわれます。だからといって、今すぐ自習している人たちを締め出せと言うつもりはありませんが、回遊性を確保するための対策を考えることは必要でしょう。そのためのアイデアの一つとして、市民会館を武蔵野プレイス以上に快適な自習空間にしたらどうかと書かせていただきました。前述の「ニーズは無視すべき」と矛盾するかもしれませんが、近くに新しい公共施設ができたのに、今までと同じコンセプトで運営するのも無理があります。役割を見直すことも必要でしょう。そもそも武蔵野プレイスは当初の予算を削減して規模を縮小してしまったわけですが、そんなことをしなければ十分な自習空間が確保されていた可能性もあります。邑上市長は「武蔵野プレイスの規模縮小」を公約に掲げて当選してしまいました。ある意味、選んだ市民の責任でもあります。市長ももう少しプレイスの窮状を認識していただきたいものです。前回のブログで不快に思われた方も多いかもしれませんが、ご理解をいただければ幸いです。