以前、気になっていたアルバムだったのでいつか買おうと思っていたアルバム。たしか某氏がお勧めしていた。早速聴いてみると正直言って失敗か?と思いつつ何度も聴いてみた。寂しすぎる歌声は彼女の魂の叫びのようにも感じられ、どちらかと言えば、生い立ちとか人生とか音楽を聴くのに必要が無いと思っている私も彼女のこの寂しげな理由(わけ)を何故か検索してみた。幼い頃、父と兄に先立たれ母の再婚相手は有名人だったが、かなりの酒好き。10代で家を飛び出し麻薬と犯罪の世界に染まっていく。そんな彼女が服役中に作曲に目覚めて薬物中毒を克服し1971年に発表した1STが評判に。2年後にこのアルバムを発表したのだが・・・セールス的には失敗に終わり彼女は徐々に麻薬に溺れ1979年35歳と言う若さで麻薬中毒により他界してしまった。そんな彼女の魂の名盤は未だにあまり脚光を浴びないのかもしれないが、人によってはかなり評価の高い名盤です。私も何度も何度も聴いてしまいます。彼女に普通の暮らしがあればもっと違った曲も出来たのに・・・6曲目のSoldier of the Heart はアルバムの中で一番POPな曲で特に好きです。聴けば聴くほど良いアルバムか?全く駄目か?評価が分かれる大名盤です。