|
テーマ:プロ野球全般。(13212)
カテゴリ:野球とスポーツ
プロ野球オールスター、ファン投票の結果が発表された。
カープの選手が1人も選出されていない。淋しいことだ。 私は10年ぐらい前、ファン投票のハガキを書くことに凝った時期がある。500枚ぐらいハガキを買ってきて、せっせと自分一人で1枚ずつ選手の名前をボールペンで書くのだ。 金もかかるし、手間もかかる。でもそんな執念のような難作業を私は3年間続けた。 私は組織票は嫌いだ。ファンだからといって自分の贔屓球団の選手だけで埋めるのは好きじゃない。 たとえば巨人ファンなら先発投手・上原、リリーフ投手・豊田、捕手・阿部、一塁・李、二塁・小坂、三塁・小久保、遊撃・ニ岡といった具合に。 活躍中の李スンヨプやニ岡ならわかるが、怪我をしている小久保や、WBCで頑張りすぎて燃え尽き症候群にかかった上原の名前を書かないで欲しいと思う。 私はカープファンだが、カープの選手だからといって身贔屓はしない。客観的にセリーグ全選手の成績を検討しながら、公平に投票する。 今年だったら私は誰を選ぶだろうか? 先発投手は間違いなくカープの黒田である。中日・川上の方が勝ち星、防御率共に成績は上だが、黒田にはエースとしてのオーラがある。 川上は確かに凄い投手だ。しかし黒田は凄すぎる投手だ。面構えが素晴らしい。 中継ぎは阪神の藤川とカープの横山が競っているが、僅差で横山か。 横山はルーズショルダーを克服し、ここ数年の一軍二軍を往復する生活から復活した。その意気に応えたい。 藤川ではなく横山が選出されることには、誰もが納得するだろう。 リリーフ投手は難しい。阪神JFKの久保田は残念ながら怪我に泣いたから圏外。球の速い横浜・クルーンか、中日の守護神岩瀬で迷う。でもここは赤ヘルの抑えの切り札・永川の名前を書きたい。ベイルも凄いが病み上がりなので、永川に軍配を上げたい。自慢のフォークでパリーグ打線を沈黙させるだろう。 捕手は難しい。カープの2枚看板の倉か石原かで迷う。試合には出ていないがヤクルト・古田の老練さ、阪神・矢野のベテランの男っぷり、巨人・阿部の面白い顔もいいが決め手にかける。やはり倉か石原のどちらかが、セリーグの代表捕手としては妥当な線か。でもここは年の功と、昨年セ・リーグの盗塁阻止率1位の実績から倉だろう。 一塁手は巨人・李、阪神・シーツ、中日・ウッズ、ヤクルト・リグスという強打者が揃い迷うが、カープの栗原が妥当だ。茶色い長髪がヘルメットからはみ出た、カープの選手には珍しい野生的な風貌で人気も高い。オールスターで伝説になりそうなのは栗原健太だ。将来の「ミスター赤ヘル」の力を、オールスターで存分に発揮して欲しい。 二塁手はカープの梵。最初は誰もが梵のことを「ぼん」と読んでいた。失礼な。しかし今では知名度を獲得し、「そよぎ」と正しく読まれるようになった。 梵の名守備のおかげで、広島内野陣からスリルが減った。今年の新人王は梵で決定だ。 ヤクルト・ラロッカも打撃成績は素晴らしいが、総合力で梵に及ばない。 三塁手は横浜・村田、ヤクルト・岩村もいいが、ここは確実性のあるシュアーなバッティングで定評のあるカープの大砲・新井が順当に選ばれるだろう。常連の巨人・小久保、阪神・今岡は怪我で出場できず。 新井はホームラン競争で勇姿を見せて欲しい。 遊撃手は巨人の二岡と、カープの東出の激しい争い。しかし守備の確実性を増し、一番バッターとして赤ヘルの核弾頭役をこなす東出の優位は揺るがないだろう。 去年に比べて著しく東出は成長している。去年までは東出のところに打球が飛ぶと市民球場の観客は悲鳴を上げたが、今年の東出は違う。東出の成長で名遊撃手野村謙二郎の穴は完全に埋まった。ブラウン監督と出合って東出は幸せだ。 外野は混戦だ。 前田は文句なし。球界を代表する大打者なので自動登録。 あとは阪神の赤星と金本、横浜の多村、ヤクルトの青木、中日の福留あたりが候補になる。 しかし不振ながら赤ゴジラ嶋の名前は外せない。潜在能力ではピカイチだ。オールスターで活躍して、嶋は後半戦のキーパーソンになるだろう。 3人目の外野手は誰か? ここは金本や福留を抑えて、復活第一戦でタイムリーを放ったカープのベテラン緒方がいい。金本と福留は一歩及ばず。 結局私が客観的に選んだ結果、カープの選手ばかりになったが、これは単なる偶然である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/07/03 09:27:45 PM
[野球とスポーツ] カテゴリの最新記事
|