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2007年01月09日
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カテゴリ:映画・海外ドラマ
   
原作:藤田宜永
監督:若松節朗
出演:松雪泰子、柄本 佑、寺島 進、野村佑香、余 貴美子、中村映里子

乳児の頃誘拐された過去を持つ真人(柄本佑)は、家族とうまくいっていなかった。
無関心な父親、過度の愛情を押し付ける母親。
閉塞感に押しつぶされそうになった真人は、乳児の自分を誘拐した女性に会いに沖縄に行く。
”ほんとうの母親”を探して…

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「僕は、”ほんとうの母親”に会いに行く」
という台詞があるので、てっきり産院で取り違えられて愛子(松雪泰子)が実の母親だった、
もしくは裕福な家庭の赤ん坊が死産か直ぐ亡くなったかで、事情があって育てられなかった愛子の子供を実子として引き取った、
けれど捨て切れず取り返したら、誘拐になってしまったという過去があった…ってベタなお話しなんだろなと思っていたのですが; 違いました。

彼は自分が両親の実子であるとわかっています。
けれど家庭の中に行き場がなくて、自分が一番幸せだったのは、その誘拐されていた40日間だけだったと思うのです。
愛子もまた、錯乱して誘拐したわけではなく、その子を選んだのです。
私を見て笑ってくれたから、という理由で。
実の親子でなくとも、彼らは母と子であったのでしょう。
家庭環境までもが崩壊している昨今、血は水よりも「濃し」か「薄し」かは、血縁関係だけでは言い切れません。

とりあえず祭りのシーンでタイガーウッズ…じゃなくて東幹久が出て来た以外は、笑うところはありませんでした(笑)
沖縄の美しい海を背景に、物語は淡々と進みます。

娘役が誰かなあと思ってたら、最後テロップで判明しました。
野村佑香ちゃんでした、びっくりです。最近見ないなあと思っていたら、もう22歳になっていたなんて。
登場シーンでは、安倍麻美かと思いましたよw でも目と目の間が広くないので、別人かなと…
そしたら野村佑香だとわかったと。

柄本佑くんは、柄本明さんの長男なんですね。ふとした表情がお父さんそっくりです。
寺島さん出演の情熱大陸で出て来たのは、この映画だったのですね。
食堂の外観が映った時に、あれどこかで見たぞと思い、良介ともめているシーンで思い出しました。
そうだ情熱大陸じゃん!ってw

「子宮の記憶」とは、月の夜に愛子が海に浮かびながら思い出しているもののことなのでしょうか。
S.E.N.S.の音楽が素晴らしいです。沖縄の海と空と哀しいお話しと、全てにはまっていました。
とても綺麗な音でした。

【 「子宮の記憶 ここにあなたがいる」 試写会:サイエンスホール 】





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Last updated  2007年03月03日 00時57分15秒
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