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2007/09/26(水)05:17

東京国際ドラマ祭2007 「コールドケース3」

映画・海外ドラマ(455)

東京国際ドラマ祭2007、最後4本目はWOWOW提供の 「コールドケース3」 コールドケースとは未解決の凶悪犯罪の事。 リリー・ラッシュ(キャスリン・モリス)ら殺人課の刑事達が、その迷宮入りの事件を捜査して行く。 昔の事件が再現され迷宮入りとなり、その捜査資料がXファイルの棚みたいなところに置かれる。 何かのきっかけで再捜査となる。 解決し、リリーのところに事件の被害者が幻となって現れ、まるで解決のお礼を言っているように 少し微笑むようにして消える。 たいていはこのパターンにのっとって作られている、1話完結型のドラマです。 そう言えば今回4本中3本が刑事あるいは元刑事の物語で、1話完結型でした。 HEROESやLOSTみたいな続きものはアメリカでは厳しいのよね~ で、製作総指揮がブラッカイマーです。 おなじみの夜間空撮が出て来ると、ああ彼のプロダクションの画だろうなあと思い、嬉しくなります。 事件当時に流行った音楽が流れるところは、ミディアムを思い出しました。 が、コールドケースの方が流れる曲も小洒落てるような気が…(笑) ただしこの数多く使われている当時の音楽のために、人気シリーズでありながら著作権の問題で DVD化できないのだそうです。 もったいないですね~ でも音楽も内容の一部だから、削る訳にも行かないしね。 DVDで吹き替えではなく字幕で1から全部観たいです。何とか発売できないものか。 上映されたのは、第20話 「 Death Penalty:Final Appeal 」 当時16歳の女の子をレイプ殺害したとしてもう直ぐ刑が執行される死刑囚がジェフリーズ刑事 (トム・バリー)に冤罪を訴えます。 でも証拠がそろっていたので、彼はアンドレは有罪だと信じていました。 死刑まで3日間しかなく、新事実も出て来ないままその日が来ます。 アンドレは死刑に立ち会ったジェフリーズ刑事に無実の証明を願って処刑されてしまいました。 執行後、アンドレが殺された娘の父親に宛てた手紙が出て来て、彼は嘘をついていなかった事が証明されました。 やがて真犯人が判明しますが、死刑は執行されたあとなのでした。 これはちょっとショックでしたね。 「Cold Case」 はたまにしかエピを追っていなくて、このエピは読んでいませんでした。 だから全くの初見。 普通でしたら処刑までに新事実が判明し、その執行に寸での所でストップがかかるのがパターンでしょ。 でもこれは執行されてしまうんです。ショックでした。 また、ジェフリーズ刑事がアンドレの事を全く信じていないのもショックでした。 迷宮入りの事件を扱っている刑事は、先ずは信じるところから始まると思っていたからです。 あなたがもうちょっと彼の言葉に真摯に耳を傾けていたら… 無実を信じてあげて、信じないにしても真剣に手紙を探してあげていたら、あの嫌な奴から強引に 押収物を取り上げていたら手紙が見つかっていたのに… もう遅いけど、あそこでああしていればというのを考えてしまって、悲しかったです。 彼だけの罪ではありません。 悪徳警官に負けて偽証した父親も、その悪徳警官も悪いです。 彼らみんなで、無実のアンドレを殺してしまったのです。 とてもやりきれない気持ちになったエピでした。 おいおい、最後がこれかよ…こんな重い話しでなくても…('A`) と正直思いましたよ(ニガワラ でもしっかりした作りのドラマでしたので、とても良かったです。 本国でもこのエピは視聴者から高い評価を得ています。 DVD化はされてませんが、年末年始にAXNで字幕版の放送もあります! これはうれしいですよね。俳優本人の声で聴けるのがベストです。来日時のキャスリン・モリス、 綺麗でしたよね~ 地上波でも観たいなあ。   WOWOW  今回の東京国際ドラマ祭のオフィは こちら HEROESの時と同じく、関連DVDの代わりに使用曲です       

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