'89Sabre (NAT/M)

ERNIE BALL MUSICMAN SABRE BASS 1989

カラー:ナチュラル
ネック:メイプルワンピース、4点止め
ブリッジ:スティングレイブリッジ、ミュート付、
コントロール:ボリューム、トレブル、ミドル、ベース(それぞれブーストカット)、5ウェイスイッチ
シリアルナンバー:2968x

アニサブレボディアニサブレヘッド

同じMMフリークのぴょん吉さんが以前手に入れられたのと同様のミドル付きの3EQのアーニボールセイバーを手に入れました。
ぴょん吉さんのEBセイバーはこちら

'79のオリジナルセイバーは3点トグルスイッチによるPU切り替えとトレブルブースター、フェイズスイッチ搭載ですが、
この'89アーニーボールセイバーは、'83カトラスIIと同じ、5ウェイレバースイッチによるPU切り替えのみです。
またピックアップも'79セイバーが極太8ホールピースマグネットPUをフロントとリアに同じものをマウントするのに対して、
これは、'83カトラスII同様のプラスチックカバードタイプで、中身は、フロントがシングル×2の構造の16ホールピースマグネット、
リアが極太8ホールピースマグネットと、前後別物がマウントされています。
レバースイッチの切り替えで、上から
(1)フロント(ハムバッキング)
(2)フロント(ハムバッキング)+リア
(3)リア
(4)フロント(シングル)+リア
(5)フロント(シングルのみ)
という組み合わせで音が出ます。
コントロールパネルには、このレバースイッチのほかに、マスターボリューム、トレブル、ミドル、ベースがついていて、
アウトプットジャックはサイド出しに変更されています。
プリアンプ基盤は、'79セイバー、'83カトラスとは当然別物です。
基盤に直付けのトレブルポッド、ミドルポッドと、リード線でベースポッドとボリュームが配線されています。
このベースの一番の特徴はやはり、3バンドEQのセイバーということでしょう。
海外のミュージックマンファンサイトによると、アーニーボール時代のセイバーは、85年から91年まで製造された様ですが、
3バンドEQはおそらく89年~91年の3年間の製造と思われます。
下の回線図も6-7-89と書いてあります。
あにさぶれ縦アニサブレ
アーニーセイバーの基盤(オリジナルセイバーの基盤はこちら

アニサブレ基盤

サウンドはやはりミドルのおかげか、オリジナルセイバーより、中域のしっかりした、プリアンプ内蔵JJの様な現代的な出音です。
'79セイバーや'83カトラスIIはそれに比べると、プリアンプでブーストされた低音域と、トレブルブースタースイッチによる高音域で、
オリジナリティあふれたミュージックマンサウンドといえると思います。
アーニーボールとはいえ、やはりミュージックマンセイバーサウンドは健在のうえ、ミドルブーストカットによりより多く出音が調節できます。


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