'86 MOTION B LB1 (PRTO?)

YAMAHA MOTION LB 1 (RWH/E)
ヤマハのデーターベースはこちら
カラー:RWH(ロイヤルホワイト)
ネック:メイプル+ マホガニー(5ピース)・エボニー指板24F、
ボディ:Tクロスメイプル(ラウンドトップ)+アルダー(ラウンドバック)
ブリッジ:ヤマハオリジナルOEGB-205
コントロール:バランサー、マスターボリューム、トレブル ベース
PU :スプリットタイプLB-PB1Z×1、LB-J1Zシングルタイプ×1(アクティブタイプ)

ヤマハモーションベースシリーズのロングスケール版の最高峰のLB1です。
EW&Fのヴァーディンホワイトも一時使っていたようでYOUTUBEのSEPTEMBERのLIVEバージョンで見ることができます。トラスロッドの調整穴がボディフロントにあることからLB1で間違いなさそうです。
LB1の最大の特徴は何と言ってもあのSG2000と同様のTクロスメイプル構造によるスルーネックでしょう。
今回入手したものは、塗りつぶしのホワイトなのでその構造が外から確認できないのですが、ボディバックにはうっすら2本の縞模様が確認できます。
しかもLB1はラウンドトップに加えて、体にフィットするようにラウンドバックという凝った造形です。
ボルトオンのLB1と同様ネックは非常に引きやすく、テントウムシヘッドでボディバランスも良いです。
コントロールは、マスターV,バランサー、トレブル、ベースの4コントロールでLB2と同様です。
当方のこのLB1とLB2(売却済)を比較しますと、ボディ構造のほかに以下の違いがあります。
(1)ピックアップ表面にあるはずのYAMAHAのロゴがこのLB1には無い。
(2)アクティブ回路の基盤が違う(LB1がバックパネルにネジでマウントされているのに対し、LB2は各ポットが直接基盤に配置されている。)
(3)バッテリーボックスがLB1はMB1と同様のプラふたで2本のネジ留めに対し、LB2は金属製で1本のネジ留め。
(4)ナットは両方ともブラスだが、取付け方法が違う LB1はフェンダータイプ、LB2はギブソンタイプ
(5)塗装のフィニッシュがLB1はポリでLB2はラッカー
(6)シリアルナンバーがLB1はO1から始まるナンバーがボディ裏最下部に刻印されているが、LB2はO5から始まるナンバーが金色でプリントされている。
などです。
シリアルナンバーの違いなどからこの二つのモデルは違う工場で生産されてたのは間違いありませんが、なぜ回路まで違うのか疑問です。
それとまだ詳しく検証していませんが、バックパネル内にもう一つポットが入っているのです。
これはもしかしたら、後のネーザンイーストモデルのようなミドルの周波数コントロールかも知れません。(いずれ検証します)


以上のことからこのLB1は発売前のプトロタイプか、後の別製品のための試作品ではないかと思っています。










発売月 1987年10月 販売終了年 1990年 発売時価格 180,000円
主な仕様
色:ブラック、ロイヤルホワイト、シースルーレッドサンバースト、シースルーネイビーサンバースト
ボディ/ネック構造:スルーネック
スケール:860mm
指板:エボニー
指板アール:250R
フレット数:24
ボディ:Tクロスメイプル(ラウンドトップ)+アルダー(ラウンドバック)
ネック:メイプル+マホガニー(5ピース)
ペグ:ゴールド仕上げ
ブリッジ:OEGB-205
ピックアップ:アクティブP.U."LB-P1Z"×1、アクティブP.U."LB-J1Z"×1
コントロール:マスターボリューム、バランサー、トレブル、ベース

https://youtu.be/Rm_9mxZV10U?feature=shared
ここでヴァーダインホワイトが弾きまくってる(踊りまくってる?)のはたぶんLB1でしょう。


© Rakuten Group, Inc.