'79 FPM-80

FERNANDES FPM-80(BS/R) 1979

カラー：ブラウンサンバースト
ネック：ローズウッド指板21フレット、メイプル+マホガニー５ピーススルーネック
ボディ：セン
ブリッジ：フェルナンデスオリジナルオールブラス
コントロール：２ボリューム、１トーン
ＰＵ ：L-6001×2





北海道の楽器屋さんから手に入れた80年頃のフェルのベースです｡
手に入れるときに問題が有りました｡（正しくは手に入れてからですが･･･）
無改造だとお店に確認して購入したのですが､それはうそで､ボディに加工がされていました｡
それは､ボディのトラスロッドの調整用の穴が拡大されていたのです｡
それも､彫刻刀のようなもので広げたと思われます｡
オリジナルのこの穴はとても小さく､普通の六角レンチはかんたんには入りません｡
そのため､おそらく以前の持ち主が手持ちの六角レンチで調整しようとして広げたのでしょう｡
まあ､それはしょうがないのですが､問題はこのことをお店は教えなかったのです｡
わけを聞くと､「確認不足でした」との事｡
この店は､ネットオークションで安く仕入れ､転売を商売としているようでした｡
結構目立つ加工あとなのにわからないなんて､転売に忙しく､ろくに確認していないのでしょう･･･
この店のHPは「プロのリペアーマンがいます」と宣伝しているようですがお粗末です｡
転売もちゃんと調整済み等していれば許せますが､ろくに仕入れた商品も確認しないなんて･･･
プロの楽器店ならば､せめて仕入れた商品くらい確認すべきでしょう｡
中古楽器を通販で買うのは一種のギャンブルだと思いますが､今回はハズレでした｡
本当は返品しようと思ったのですが､それ以外は問題なかったので結局妥協してしまいましたが･･･

さてこのベースですが､当時定価8万円のフェルナンデスオリジナルのベースです｡
2PUのこのFPM-80と1PUのFPM-70、それにアレンビックタイプのPUをマウントしたFPM-100があったようです｡
このFPMシリーズの特徴は､
（１）スルーネック､
（２）21フレット
（３）スルーボディも出来る、駒が四角いオールブラスブリッジ､とブラスナット
等です｡
カラーはナチュラルとこのバイオリンサンバーストです｡
BOシリーズは、２０フレット、スルーネックの構造が若干違う、ヘッドストックにツキ板がはっていない、ペグとPUが違う、ブリッジがダイキャスト（コマはブラスの円柱）、PUセレクター付、裏ぶたが黒など仕様に違いがあります。
80年代当時にBO-60を手に入れてから､カタログで上級モデルにこのFPM-80があることを知り､どんなものなのだろうと思っていたので､ついつい手にいれてしまいましたがサウンドは同じようなものでした｡