「行かずに死ねるか」 石田ゆうすけまず、この人の人柄にホレまくってしまったことを正直に言っておこう。 これを書いている石田裕輔さんは1969年生まれ。 ある時、会社を辞め、3年程度の予定で自転車で世界一周旅行に出かけたが、これが思わず長引いてしまい、昨年の暮れに日本の実家に到着された。 結局、旅行の日数は2723日間・・・実に約8年にも及んだ一大紀行になったというわけだ。 北・南アメリカ、ヨーロッパ、アフリカ、アジアの各地で、お腹をこわし、モノを取られ、自転車がイカれそうになる中で、彼が見聞きしたものや出会った人の体験は、イギリスの在英日本人向けフリーペーパー「週刊ジャーニー」のコラムとして毎週の連載されていた。 予想通り、この本は2003年の10月に出版されることになった。 このように世界各地を駆け回った紀行文はいまやあちこちで読むことができるが、この石田ゆうすけさんの文章は、日本での生活や考え方がだんだん地球中心のものになっていく様子が手に取るようにわかる。 旅行が好きな人、なかなか時間がなくて行けない人、人の気持ちに触れたい人には是非お勧めしたい。 彼のHPも、本とはまた違った内容で楽しめる。 石田ゆうすけさんのページ ***この石田さんが、私の掲示板に書いて下さった書き込み*** Re:「行かずに死ねるか」(10/18) 石田ゆうすけさん(****.or.jp) 取り上げてくれてありがとう!です 正直、こういう内容のものを読むと頬が緩んでしまいます。 ああ、とても嬉しいです! ちゃと0508さん >イエペさん >へ~!スゴイ人ですね。読もうっと。 最近読みたい本がたくさんあって嬉しいです。 でもスゴイタイトル。ほんと、そんな感じで自転車こいでいたんだろうな~。 そうそう、北海道に旅行に行った時、バイクで旅している人と話をしたら、すでにもらった休暇を超えて休んでしまったと・・・。「会社に机が無くなっているかもしれない。」と笑っていた。 自由人だな~と思いました。 8年間そういう旅をしているんだから、比較にならないですね。超自由人ですね。なんかいいな~。 →この筆者の感動のし加減とか、平衡感覚を失わないところに私は強く惹かれていました。 私ももう一回最初から本で読みたいのですが、でも本当は毎週の連載が全部出ているわけではなく、ある程度編集してあるようなので、ちょっと心配なのですけどね。 ----- →編集しているといっても、連載コラムをあちこち削って体裁よくまとめる、といった作業はしていません。 コラムはベースに使っていますが、最初から本用に書き直しました。 1冊全体のプロットが最初にあり、それに沿って物語が流れていく、といった、いわば小説的な手法で書いています。 ですから、「従来あったものを削った」といった感じの、読後に消化不良な思いを与えるようなものにはなっていないと思うのですが・・・ あのコラムとはまったく違ったものになっています。 だから違和感はあるかもしれませんが、こちらも気に入っていただけると嬉しいです。 もちろん、書けなかったエピソードや思いはたくさんあるので、チャンスがあれば第2弾、3弾と出していきたいなと思います。 担当さんには原稿を気に入ってもらえたので、そういう話は出てい… (10月18日20時23分) *** 本人です 石田ゆうすけさん(****.ne.jp) 掲示板というものに慣れていなくて、どう読めばいいのかよく分かりませんが(誰が誰に書いたのか、とか、分からん~!)、なんだか自分のことが取り上げられているようなので、またまたお邪魔します。 あの、まず……。 ぼくはただの旅行者で、作家を夢見るその他大勢の一人にすぎず、こんな風に喜ばれるとメチャクチャ嬉しい反面、思いっきり恐縮してしまいます。 (でもこれを打っている今、顔がニマニマしていますが) 感謝感謝。 しかし、ネットの世界はすごいですね。 7年半もの間、時間が止まったままのぼくには、自分のHPのアクセスカウンターがどんどん増えていく状況も、このように自分が自分の知らないところで取り上げられている状況も、不思議でしかたがありません。 完全に浦島くんです。 この違和感を、実はとても楽しんでいるんですけどね。 今後とも暖かい目で見守ってやってください。 これからもまだまだ夢を追いかけるつもりですので。 今日、本の発売日です。 でもおそらく書店には並んでいないでしょう。 なぜなら、装丁に細かなミスがあって、刷り直ししているからです(笑) (10月19日17時49分) 1つめのものは字数の関係で切れてしまっていますが、大感激。 これとは別に、私に下さったメールはすべてちゃとの家宝とします! ***うれしくてまた追記しました! 待ってくらはい…… 石田さん(****.ne.jp) 久しぶりに来ました。 そしたらとんでもないことになってるやないですか。 >ところで石田ゆうすけさん、写真見ましたけど男前でしたよ!! 本にいっぱい写真があって、私は裏表紙の折り込んだところの石田さんが男前(ハート)だと思います。骨みたいなん担いでるやつです。ちゃとさん、本届いたらチェックしてみてね。 →きゃー、どうしよ! やっぱり高いクリーム買って3週間手入れして、その後、美容院行ったらだいぶ変わるかなぁ?ドキドキ! ----- あの、ぼく、ゼンゼン男前じゃないです……。 本の写真は写りのいいヤツばかりを選んでいるに決まっているでしょ!(笑) しかも、旅をしていたときと比べて、すごく老けてしまった。まだ旅を終えて一年経っていないのに……。 (11月25日2時23分) |