ちゃと・まっし~ぐ~ら~!

2005/12/26(月)11:16

教会礼拝初体験(1)

イギリス(99)

そうそう、それで今日は朝から初めてクリスマスの教会というところに行ってきた。 というより教会のサービス(礼拝)というものに出たこと自体が初めてで、これまでに教会に足を踏み入れたことがあるのは何度かの結婚式とお葬式だけ。 もともと人間の性善説を信じている私はどうもキリスト教の教義…人間の原罪…みたいなのが自分の信条には合わないと思っていた。 もちろん、いずれも深くつきつめて行けば、そういう簡単なものだけで成り立っている教義でもないだろうが、そこまで深くつきつめたいという気持ちがだいたいなかった。 たまたまクマイチが会社で同僚の黒人の女性と話していた時に、敬虔なクリスチャンの彼女と教会の話になり、うちの近所にもそういう黒人のコミュニティの人が通っている教会があると聞いた。 クマイチがどういうところか興味があると言ったら、その女性がそこの教会の人にわざわざ連絡して、私たちが行きたいと言っていると伝えてくれていたのだ。 それで「どんなところかねー」なんて家で言っている間に私がはっと気づいた疑問。 ナニを着て行けばいいのだろうか。 大きな声では言えないが私たちは別にこれを機会にクリスチャンになりたいわけではなく、教会でやってくれるらしいゴスペルに興味があって行くわけだが、やはりどんな宗教にもきちっとした敬意を表すべきだ。 大急ぎでイギリスの掲示板でクリスマスに教会に行く時のドレスコードを質問してみたら、いくつかレスがついて、やっぱりそれなりにきちっとした正装が必要らしいと。 しかし、それもアングリカンですかとかカソリックでしょうね、とか書かれていたが、自分たちが行くところがプロテスタントかカソリックかも知らず(英国国教会だとは思わなかったが)調べる間もなく苦しいスタートになった。 とりあえずクマイチは濃い色のシャツにネクタイと、買って間もないチャコールグレーのスーツ…ほとんど会社行きと同じ…で、私は、しばらく着ていなかった長袖ワンピース。 グレージュ地に草花がベージュのプリント柄であしらわれたストンとした形で、久々に着るので腹回りが大丈夫かとどきどきしたが、腹回りは問題なかったものの、二の腕の部分がきつくなっていてびっくりした。 11時にサービスが始まると聞いていたので10時過ぎに車で家を出ると、そこの教会は車で走って20分足らず。 教会の前に車を止めるスペースがあったので、そこに止まって周りを見ていると、ぴしっとスーツを着こなした黒人の若い男性たちが教会に出たりはいったりして準備をしているもよう。 少しまだ早いかなと思いつつ車を降りてホールにはいると、80ほどの椅子が運び込まれており、何人かはすでに着席していた。 いちばん前にはなんとドラムやベース・キーボードといった機材がすでに運び込まれており、さっき見た若い男性たちが準備をしている。 クマイチがそのうちの一人に近寄って「ここのエリスという男性に私たちが来ることを友達から伝えてもらっているんだけど」と聞くと「エリスはもうすぐ来るから、どこでも座ってていいよ」とのこと。 椅子は、通路を挟んで左右に4つずつ並べられたものが10列ほど。 前から4列目くらいの向かって左側に2人で腰掛けていると少しずつ人々が入場してくるが、慣れない状況でちらちら見ていると、はいってくるのはマジで黒人のファミリーばっかりだ… そのうち、名前を聞いていたエリスなる黒人男性が私たちを見つけ(見間違うはずがない)挨拶しに来てくれたので、私たちも「今日は入場させてくれてありがとう」と挨拶する。 私たちの横の方向や前のほうに座っている人たちも、知り合いがどこに来ているかなんて会場をひとわたり眺める中でそこにちょこっと2人の東洋人が座っているのが目の端にはいると。一瞬「ありゃ?」という目になっているのを何度か感じた。 だんだん増えていく参加者の団体は、女性はアフリカっぽい民族衣装で正装している人も多く、色合いが派手だ。 子供たちは、いかにもヨソイキといった感じのワンピースを着せられており、成人男性はほとんどがスーツ。 しかし、こういう時にこんなことを感じるというのもアレだが、黒人の男性のスーツ姿は惚れ惚れする。 お尻がみな、押し上げたように高いところにあり、短くした髪が乗っている頭が小さくて、体型的には太めの人も、体の部位は一切「沈んでいない」のである。 えー、そんな中に日本人ふたーり…浮きまくっていると思われる… 日本人どころか黄色人種も白人も一人もはいってこない。 <続く>

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