ちゃと・まっし~ぐ~ら~!

2007/08/09(木)03:15

「See you ナニナニ」他、慣用的小ネタ

イギリス(99)

遅れ日記なのだ。 内容としても、これもどーでもいい話だとはわかっている。 例えばですね、週末に仕事を終えて「さあ、これから週末だ」という気持ちになるのは誰しも同じだろう。 まあウチの場合は土曜に出てくる出勤当番が一人いるので、その人に対してだけは「じゃあ明日がんばってね」「ややこしいやつが明日はないといいねー」などと挨拶をして「お先に失礼しま~す」という流れでみんな帰宅する。 そんな時、どうもイギリスで暮らしているから自然にそうなってしまうのか、誰かが「よい週末を~」と言い出す。 これが私には気になって気になってどうしようもない。(笑) 日本のあちこちの会社(まあ一応、週休二日制を想定して、ですね)で週末に仕事が終わった時に「よい週末を~」なんて挨拶しませんよね? します? まさかねぇ、そんなこっぱずかしい・・・私はそう思ってしまっている。 まあ別に失礼なこと、突飛なことを言っているわけではないし、ぜんぜん問題はないのだが、ことさらに「よい週末を」と口に出せてしまう感覚はイギリスにいる日本人という中途半端さから出てしまうのかなと思う。 こちらだと週末には同僚にも友達にも、とにかく「Have a nice(lovelyとかgoodとか)weekend」なのだ。 この挨拶があまりにもあちこち飛び交うことで、私たちのような在英日本人が影響を受けてしまうのだろうとは思うが、私もさすがにガイジン相手にはそう言えても(それが礼儀だからな、間借りして住んでいるんだから)間違っても他の日本人のみんなに「じゃあみんな、いい週末をね~」なんて、口幅ったくて絶対に言えない。 なんとなくイギリスにいることの影響を受けてしまう挨拶としては朝の「げんきぃ~?」というのもある。 うちだと、コレを言うのはみつこさんがほとんど。 要するに、とにかく誰かと顔を合わせれば「How are you?」だから、それを日本語に置き換えて「げんきぃ~?」 みつこさんは毎朝そう言ってくれるわけだが、ベタベタの日本人の私としては、誰かに「げんきぃ~?」と聞くとしたら、相手がいつもより顔色が悪いとか、具体的に何か沈んだ感じというか、理由があってそう聞く以上には相手が元気かどうかは聞かない。 不親切と思われるかもしれないが、日本の企業で、オフィスに「おはようございます」と言ってはいって行く時に、他にそこにいる人との間で「げんきぃ~?」という続きの挨拶は普通出てこないのではないかと思うし、イギリスにいるからということでその習慣を日本語に置き換えて出すというのは、私はどうも日本人相手にはできない気質のようだ。 ちょっと方向が違う話かもしれないが、イギリス人が職場でしている挨拶で私がいちばん驚くのは「See you ナニナニ」である。 それも特に週末に交わされる「See you ナニナニ」。 例えば「See you later(じゃ、またね、とか後でね)」「See you tomorrow(また明日ね)」程度だとなんとも思わないが、イギリス人がすごいところは「See you ナニナニ」の「ナニナニ」に当たるところに本当に次に相手に会う日をばしっと正確に当てはめて言っていることだ。 もしも同じビルに勤めている顔見知りのレイチェルと週末にビルの玄関でじゃーねと言って別れる場面だと、私なんかはごくいい加減だから、できるだけ通り一遍に(笑)「Have a nice weekend!」くらいで終わってしまうというのに、レイチェルのほうは、もし私が月曜は休むことになっているなら「See you on Tuesday(じゃ次は火曜ね)」とぜーーーったい言ってくる。 では私が1週間休み、その次の月曜しか来ないという状況だったら、レイチェルなら「See you on the Monday after next(再来週の月曜ね)」と絶対にそのように正確に言うだろう。 やつらは「次に会う機会」について、いい加減な理解ではいられないもようなのだ。 イギリス人同士で週末の挨拶を交わしているのを遠目に見ていると「じゃ、次はいついつに」の「いついつ」をうーんと考え込んで、ちゃんと頭の中で結論を出すまで話を閉められないやつが非常に多いことに気づく。 そして、それはイギリス人だけではなくて、私の知る限りでは、かつての同僚だったフランス人もイタリア人もそうだった・・・ とにかく、うやむやに「今度会った時が『今度』なんだからそれでいいやん」と思っているような私ではいけないらしく、週末に「また明日ね」とうっかり言っては、必ず「No, I'll see you on Monday」と訂正されていた。 これを間違ったところで世界は絶対に変わらないだろうし、はっきりいってどっちでもいいはずなのだが、そういうところだけキミらはしっかりしてるよな、といつも思う。 だけどさー、そういう日数の計算はとりあえずまずは仕事のデッドラインの上でも同じだけきっちり理解してくれよな、と思っているのは私だけなのだろうか。

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