2007/11/18(日)18:27
寒気浸入
帰国してから、何度目かの週末になった。
今、これを書いている住まいは、とりあえず当面はここに住もうと思って決めたマンションなのだが、ここに来るまでも自分たちにとっては結構大変だった。
ロンドンの自宅にあった荷物はかなり処分した。
持って帰りたいような家具はなかったし、あっちの電化製品はいずれにしても使えないし、太って着られなくなった服は人にあげたりチャリティに出したりもしたが、どうしても持ち帰りたい本や雑誌やDVDやCD、体型の変化に影響を受けなかった服も結構あって、そういうものは荷造りして送ったが、船便なのですぐに手元には届かない。(来週やっと届くことになったが)
この2ヶ月弱の間、スーツケース2つとボストンバッグ3つを持ってあちこちを移動。
ロンドンを出てきたのは9月の末。
あっちから出した船便の荷物が届くまでに7~8週間かかると言われていて、その合い間を利用して住むところを探す予定だったので、それ自体が見込み違いではなかったが、いやぁ急激に寒くなってきたので困る。
この2ヶ月の季節の移り変わりの時期、なんとか船便の荷物が着く前にそういう変わり目をカバーして着回せる服や雑貨や小物(船便が着けばその中にあるのに、新しいものを今、買うのは避けたかった)は自分たちで持ち運ぶしかないと思って「あれもこれも」と苦渋の決断で加えてしまった結果、思っていたよりも持ち歩くモノが多くなってしまったのだ。
だから、居場所が数週間ごとに変わるたびにカバンの中を整理してはタクシーで動くしかなかったのだが、タクシーに荷物を乗せるだけで気が引けるほど重かった・・・
とにかく住むところが決まってからはヤドカリ生活に一応終止符を打てたのはよかったが、なにせ日本の賃貸ってところには何も生活家電がないので、わかってはいたけれどもあらためてビックリ。
イギリスだとそれが賃貸であろうと間借りであろうと、とりあえず服だけ持ってきたら住める程度の家電は(古くても)ついているし、その上、イギリスには「最初からそんなものないよ」というものがむしろ多いので、なければないで生活はなんとかなる。
それとどこにでもあるヒーターね。
これがありがたい。
イギリスの家の中で、寒くてしかたがないということは案外なくて、トイレやバスルームの中もヒーターがついていて、ボイラーさえ壊れていなければ暖房はばっちりなのだ。
そして我々はここしばらくの間で電気屋に行ったり通販のカタログを取り寄せて必需を物色していた。
とにかく足りないものばかりだから、その中でも、無いと困る度合いが大きいものから買っていたら、ずっと暖かかったので暖房器具が後回しになっていた。(電気がいいのかガスがいいのかもわからなかったし、だいいち比較検討する時間がなかったし)
昨日・今日で急に寒くなってきて、これ以上はムリという夫婦間合意に至り、やっとファンヒーターを一つ注文したのが昨夜。
遅いぞ・・・こんなに寒がりのくせに。
そんなこんなでがんばって日本暮らしに突入しています。
肝心の仕事のほうもすでに本部に初出勤してから数週間経ちますが、まあそういう話もおいおい。