ちゃと・まっし~ぐ~ら~!

2007/12/27(木)22:11

給料日のにっき

食(58)

ま、他人の給料日がどーだろうと世間様には何の関係もない話ではあるが、25日は給料日。うふっ。 ちょっとだけ懐が暖かくなった我々夫婦は、夜にお目当ての場所に行った。 また、というべきか、性懲りもなく、というべきかわからないが、行ったのはラーメン屋である。 今、住んでいる場所に引っ越してくる前の週、ある地区のウィークリーマンションに1週間だけ仮住まいをしていた。 場所を言うとアレなので控えるが、東京都内なのに、そして地名を聞けば昔ながらの下町っぽいところなのに、実際にそのウィークリーマンションの周りは結構わびしいというか、華やかさもなければ(これは似合わないのでそんなに求めない)普通のお店もないし最寄のコンビニもかなり遠い。 そんな中で、東京に来てから買ってみたラーメン本(爆)の中に掲載されていた1軒のラーメン屋が、そのウィークリーマンションから徒歩10分くらいのところにあったのだ。 その時はわざわざそこへ行く気などまったくなかったのだが、たまたま大通りから1本はいった路地の奥に似つかわしくない人ごみを見て、引っ張られるようにそこに足を向けると(笑)そこに1軒のラーメン屋があった。 土曜のお昼だから営業していたわけだが、子連れの大人も並んでいるし、店内はラーメン屋としては決して狭くないのに待っている人もかなり多い。 そんなにおいしいのかなと思って夜にその地区にもう一度出向いてみると、昼の盛況ぶりとかなり差があってひっそりしている気配。 ラーメン屋の窓から中をのぞくとそんなに混んでもいないのではいってみることにした。 注文して出てきたラーメンは、出てきた段階でもう丼のふちにかなり脂がついている。 いわゆる背脂が特徴のラーメンというのだろうか、本当に見た目だけでもギトギトしていて、ここに来たのが正解だったか躊躇するようなアブラギッシュラーメン。 しかし、それを一口食べた瞬間、なんとも言えずまろやかな味で、意外にするすると喉越しのよいラーメンなのに驚く。 いつも通りに大を注文したが、大を食べたという実感がないほど(これ、大だったんですか?と聞きたくなる)するするはいってしまい、ええー?もう終わり?という感覚が残る。 浮きまくっている脂をものともせずにスープを頂く。 だいたい私は、麺は好きだがスープを飲む量は知れている。 麺を食べている途中に味の感じを確かめる程度で、後は麺を食べ終わって多少スープを頂いて〆るという程度なのに、ここのこってり背脂のラーメンのスープはほぼ飲み干す勢いでいってしまった。 前フリが長くなったが、昨日の25日は、年を越すまでに絶対にもう一度そこに行っておきたいということで、地下鉄で4駅離れたその駅に出向き、それから5分ほどで着くそのラーメン屋に行ったのだ。 いや、ホントにラーメンの話を書いたら毎日書けるかもしれないが、ほぼすっ飛ばして書く。 今住んでいる場所の近くに結構気に入ったラーメン屋がある。 そこは以前、lalameansさんから教えてもらったところで、最初は私が一人でそこにはいって一発で気に入ったのだが、その後クマイチに教えたところ、クマイチもやみつきになった場所で、10日に1回くらいは食べに行っていると言っても大げさではない。 クマイチと地下鉄に乗りながら、あっち(地下鉄4駅目のところ)とこっち(lalameansさんに教えてもらった徒歩圏内の店)とどっちがおいしいかな、どちらも同じ日に店閉まいになるとして、どっちかしか食べられないならどっちを食べるか、とかたいそうな話をしながら、2ヶ月ぶりに背脂ラーメンの店を訪れたが、ブツが目の前に置かれた瞬間から、最後にスープを飲み終わるまでの間、クマイチと私はお互いに口も聞かず、目も合わせずにラーメンに没頭していた。 う、うまい・・・ またもや「本当にこれは大、でしたか?」と聞きそうになったし、食べ終わってからクマイチに「もう1杯食べへん?」と聞いたのだが(ここはラーメンもうまいが油そばという汁ナシ麺も激ウマなのだ)クマイチは「いや、ちょっとそれは」とさすがに断ってきた。 早々に店を出ると(とにかく食った瞬間に席を立つのが我らだ)玄関の戸を閉めるが速いか、クマイチと「やっぱりナンバーワンはこっちやな」と意見が一致。 クマイチはここのラーメンの後、必ず通りに出たところのコンビニでサントリーの黒烏龍茶1リットルを買ってぐびぐび飲む。(私もちょっと飲む) 地下鉄にまた4駅乗って家の近くの駅に着き、私が「もう1軒のほうで食べて行く?」と聞いたらやはりクマイチは要らない、ムリ、と言った。 ちょっと本屋に寄り、給料日だったからまっいいかと週刊文春&週刊新潮を買い、てくてく家に向かって歩いていると、あるコンビニの店先で、売れ残ったと思しきクリスマスケーキを1台1000円引きで「最後のチャンス」とばかりに売り子の若いおネエちゃんが呼び声付きで売っていた。 クリスマスかぁ。 うちは毎年、何もしない。 クマイチとも何もしないし、だいたい実家でも、クリスマスケーキなんて買ってもらったのは小学生の低学年くらいまでで終わり。 しかし、その時の若いおネエちゃんはがんばっていたし、売り台を見てみると、売れ残っているのは3台くらいだった。 「1つ買ってあげよっか?」クマイチと私は顔を見合わせた。 クマイチはケーキ好きだし、ラーメンはもう要らないと言いつつ、ケーキはなんだか食べたそうな顔をしていた。(私はやっぱり、ケーキよりもラーメンがもう1杯食べたかった) イチゴのデコレーションケーキは売り切れていて、レモンのチーズケーキが残っているのみだったが、それを1台買って家に戻り、遅い遅い最後のクリスマスのケーキを味わった。

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