ちゃと・まっし~ぐ~ら~!

2008/01/17(木)01:04

失礼な女

日本(116)

失礼なタイトルかもしれないが、本当にそうとしかいいようのない女が、ここの隣りの住人。 まだ若いのだ。 年齢にして・・・そうだな、まだ30歳は行っていないのではないかと思うが、問題はそこではない。 コイツに子供がいる、というのが問題だ。 たいしたことではないと思う人もいるかもしれないが、コイツは挨拶をしないしゃーない女だ。 普通の社会人が仕事が住んで家に帰ってくる時間というのはばらばらだし、私も家に帰ってきた時に誰かとエレベーターで乗り合わせるなんてことはほとんどないのだが、朝、出勤する時間なんていうのはそんなに変わらないものだから、やってきたエレベーターには先客がいたり、または途中の階から誰かが乗ってきたりするし、下まで一人の貸切状態自体がまずない。 すると、ちょうど私が出勤する時間に必ずその女が子供を幼稚園だか保育園だかに送っていく。 だいたいこんな女が子供だけは作ってのうのうと生活している、というのが、こと他人に厳しい私にはカンに障るのだ。 こんな、挨拶もまともにできないような女に育てられる子供の行く先々なんて知れている、とまで思う。 いや、極端だといわれるかもしれないが本当にそう思っている。 今は寒いからコイツらもこのところは自分たち2人だけでエレベーターに乗ってきているが、まだここまで寒くなかった時はコイツら、ビルの非常ドアの外にある広めの踊り場に置いた自転車を建物の中に引っ張ってきて、それも一緒に乗せやがる。 いいよ、それは別に。幼稚園に行くんでしょ。 しかし、この女が絶対に挨拶しないことが私には気に入らない。(自分の気に入る人ばかりはいないよ、というような一般論はナシね。私が腹が立つと思う人は「腹が立つ」と書きたいものですから) ナニサマのつもりか知らないが、こっちも好きでその時間にエレベーターを待っているわけではないし、子連れのオマエとわざわざエレベーターを待ったり乗ったりしたりしたいわけやないんやで、と喉元まで出そうになる。 別にこっちだってお天気がどうだとかこうだとか、子供さんはお一人ですか、などと聞く気なんぞさらさらないし他人の環境に興味もへったくれもない。 しかし、行きがかり上そこでほぼ毎日、同じ時間に行き合わせているし、あっちだって私が隣りの住人だということはよほどのアホでない限りわかるだろう。(いや、やはりよほどのアホなのか?) こうなってくると、挨拶をすること自体が「わざわざ」なのではなくて、そういう場面でわざわざ挨拶も会釈もしないことのほうがどう考えても不自然なくらいだ。 それが証拠に、やってきたエレベーターのドアが開くと、上階から乗り込んでいる数人の人たちがいて、別に親しくもなければ顔も覚えてなどいない(だいいちじっと顔は見ない)人たちなのに、ほぼ全員が、小さく会釈したり「おはようございます」と言ったりしている。(その後、別に会話が続くわけでもない) しかし、やっぱりその女は一人だけ無言だ。子供はなんだかんだ女に話しかけているが、よほど他人に聞かせる声はないと思っているのか、エレベーターを出るまでそいつはただ、無言だ。 エレベーターは、無機的で、むやみに小さくて、他のシチュエーションなら絶対にそんな狭いスペースを共有しない人同士を無条件に乗せるヘンテコな移動小社会だ。 そういう場所でのたった数秒間、お互いにイヤな思いをしないよう、または「こっちはあなたに危害を加えるような考えはありませんよ」ともとれる微細な努力や気遣いをしているところは滑稽でもあるが微小な美学でもあると思う。(イギリスならこんなところで挨拶しないやつはそこで一発で変人扱いされても不思議ではない) 畢竟、私は別にこんな女から挨拶してもらいたいとは思わない。(ちなみに私はしてますよ、アホみたいだけど) ただ、そういう無意味な毎朝のその女をハハと思って生きていくチビさんが限りなく不憫に思えてくるのだ。 せいぜい「あの親にしてこの子あり」と言われるようになるなよ、とちったぁお節介で祈ってやるくらいしかない。

続きを読む

総合記事ランキング

もっと見る