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備忘録的な。

備忘録的な。

頂き物小説 その4

あははー(何
リク小説もらいました。
書いてくださったのは春日 詩様。
スイマセン去年の秋に書いていただいたのに貰ったのは初春でorz
で、では、どうぞ(ぇ





*ネラバクスサマからいただいた、ネラさんのオリジナルキャラカシラ君を登場させた小説です。*


*秋の空*


秋空が広がる早朝―。

ナルト、サクラ、そして新しく入ったカカシの従兄、カシラの三人は、
いつものあの遅刻魔を、涼しい秋を感じながら待っていた。

「カカシ先生ってば本当に毎日遅刻するよなー・・・
 俺これからわざと二時間くらいずらして来よっかなー・・・」

ナルトが独り言のように、雲が斑に広がる空を見上げながら言った。


そんな中、カシラは近くにある木に背を預けて読書に浸っていた。

それを横から眺めるサクラも隣にいた。


「何か用か?」

カシラが本から顔を上げてサクラに尋ねた。
サクラは少しびっくりしたが、すぐに答えた。

「・・・ううん、何も。
 ただいるだけだから、気にしないで」

そう言うと、カシラは仕方ないと言った様子で、再び読書に浸りはじめた。
サクラはその横顔を、ただじっと見つめていた。

その横顔は―どこか、

あのサスケに似ている気がした。

―それも、横顔だけじゃない。

性格もどことなく似ている。

態度、行動、言葉遣い・・・。



そして、彼の夢―野望でさえも。



(・・・やっぱり気が散る・・・)
「!」

カシラが口から発さない声―彼からのテレパシーがサクラに届く。

「・・・そうよね、ごめん、読書の邪魔して」

サクラはそう言って、道端に転がっていた石ころを蹴って暇を潰しているナルトの元に行った。 


テレパシーで、カシラが言っている―言いたいことが伝わる。


それは、もしかしたら、彼が言いたくない言葉も他人に伝わってしまっているのかも知れない。

でも―もしそうだったとしても、



彼の全てが伝わってこないのは

なんでなんだろう。



何もかもわかってしまうはずなのに。 



カシラは穴埋めとして選ばれた―


でも、仲間。 


カシラも―

サスケ君みたいに―・・・?


そう思うと、サクラは言い知れぬ不安感を感じたのだった。 


―でも。

カシラにはそんな思いをしてほしくないし、私達にさせてほしくもない。 



―仲間なのだから。



涼しい風が、桃色の髪を揺らした。




*あとがき*

サクラがカシラをサスケと重ねて、そしてカシラを『仲間』として意識する話を書いてみました。
・・・しばらく小説書いてなかったらこんなになっちゃって・・・_l ̄l○
しかも短!!大変お待たせしたのにすみませんネラさん_l ̄l○
それに、カシラ君に関しての情報・小説は拝読させていただいたのですが、見落としていたりしたらごめんなさい!
カシラ君に幸あれ・・・!!!





ありがとうございますぅぅ!
いやいや、完璧で・す・YO!(ぇ
サスケ似です、カシラは。
本当にありがとうございました、また宜しくおねがします。


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