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揚州

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工事現場


解体2

 道路拡張の為、建物の解体工事もほぼ、終わりかけてきている。
そのガレキが山ずみになっている頂上で、3歳位の女の子が、遊んでいる。
おそらく、出稼ぎ労働者の子供であろう。
横で、お父さんらしき人が、大ハンマーで細かく砕いていた。
その横にはお母さんらしき人が、細かくしたレンガを整理している。
みれば直ぐ解るが、その子供は学校にはいっていない。
浩さんに、中国では、小学校に行けない子供が、何%ぐらいいるのかを聞いたときがあったが、その時は10%と言っていた。

14億の子供が30%と4億2000万人その10%が学校
にいけないとすれば4200万人となる。

 日本の人口の約3分の1に当たる人間だ。

でもその時は、余り信用でき無かったが、目の前で見ると真実味を帯びてくる。
その他にも、靴磨きの子供は、昼よく見かける。
別の現場では、10歳ぐらいの男の子が、朝7:00から一生懸命にスコップを持って働いていた。帰りも働いていたので、毎日12時間ほど働いている。
そして工事の監督から少しばかりの駄賃をもらい家族を助けているのだろう。
これらは、全て出稼ぎ労働者の子供達だ。
政府は認めていないだろうが、これが共産主義、中国の姿だ。

「開発開放政策」を打ち出した 鄧 小平は言っている。

「富める者から、富んでいきなさい。」

チャンスをつかんだ物から、お金持ちになっていく、人が多いので、どうしても幅がでてきてしまう。お金の無い人も、もっと働いていつかはお金持ちになってください。このように聞こえる。人の多い中国では仕方の無いことのように思えた。

解体3

道の歩道にテントを建て、そこで出稼ぎ労働者は住んでいます。

解体4


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