2006/11/09(木)18:51
他人と仲間と家族の違い
一般的な中国人について考えてみた。
日本では「人間は皆、平等」と教えられてきた が こちらでは何となく違う様に思う。
例えば大きな会議、展覧会。
綺麗なチャイニーズドレスを着た女の子達が1m間隔で何百人も道に並んでいる時が
ある。このような時は綺麗な置物と同じ感覚。
レセプションに参加していても、夏など気分が悪くなって何人もの女の子が次々に
倒れる光景を目撃する。その都度周りの女の子がその子を医務室に連れて行く。
私などは、レセプションよりもその倒れる事の方に注意がいってしまう。
次に、駅の切符売り場。
人の事などはどうでもいい。自分が他の人よりも早く切符を手に入れられれば他の人
がどう待っていようとかまわない。
次に、コネの社会。
ちょっと知っているだけで、待遇が全然違う。特に偉い人と仲が良い程待遇が良い。
たまに、まともにしている事が馬鹿馬鹿しくなるときがある。
次に家族の誕生会。
うちの社員などは、家族 特にお父さんやおばあちゃんの70歳とかの節目の誕生日に
は2日連続でお祝いの会を催す。よって会社を休ませて欲しいと言う。
全く、会社と家族では当たり前の事の様に家族を優先させる。
次に家族がトラブルに巻き込まれた場合。
何をおいても親族が一体となって、そのトラブルに立ち向かう。
おかげで私は社員を妊娠関係で辞めさせようとした場合に、旦那、社員の両親、旦那
の両親、と昼間に会社に押しかけられ仕事が出来ない状態に追い込まれた。
そのおかげで、弁護士を頼んで結果的には良かったのだが、相手側はすごい剣幕だった。
長く中国に居るせいかもしれないが、これは悪い事ではないように思えてきた。
日本人は平等というが、その事自体が実際には不可能なのではないだろうか。
色々と単身赴任で中国の会社を管理するものにとっては、ちょっと考えさせられる問題
で一言では言い表せないところでもある。