カテゴリ:空手
さて、空手の【型】において「コンテキスト(文脈、前後関係)」が無いものは意味をなさない!ということは、無想会会員ならば皆さん理解していることかと思います。
『空手の型は、技の百科事典みたく、色々な技を繋ぎ合わせた技の集合体である。』 とか 『カラテの形は、四方八方からの仮想の敵と戦いを繰り広げる稽古法である。』 といった、世間で流布している型についての理解は、新垣師範から学んだ我々弟子たちにとっては、どう見ても納得性の全くない(コンテキストの無い)ものです。
「コンテキストと物語の違い」をココで議論する気は無いので、コンテキスト=物語としてもいいし、前後関係が納得のいくコンテキストの連続で出来上がるのが物語としても構いませんが、【型】は物語です。身体で物語を表現する【舞】と似ています。 しかし、単に体で表現することを【舞】にまで昇華させるには、その動きの構造や本質を見て「美しい」と感じられるものにしなくてはいけないはずです。 一般大衆ではありません。<武士の審美眼>を持って「美しい」と感じさせる身体の動きにしなくてはならないはずなのです。 このように【舞】の昇華していく先は、最小限の動きで最大限の効力を発揮するために、不要なもの(動き)をそぎ落とし、最速で最短かつ最も重いもの(動き)に昇華させようと稽古する無想会の空手=真の沖縄空手と同じではないのか?と思ったのです。 無想会の空手=真の沖縄空手の【型】は、武士の審美眼を持ってしてやはり「美しい」と感ずることが出来るもののはずなのですから。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018.09.12 18:22:22
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