混沌渦巻く世界

2009/02/22(日)20:43

第八話;謙信の遺言

天地人(9)

今回は手取川決戦から謙信が倒れるまでです。 七尾城を攻め落とした上杉軍は加賀まで軍を進めます。 また安土城にいる信長も「待っていた」と言い待ち受けます。 加賀の織田軍の大将柴田勝家ですが、どう見ても猪武者に見える…… 謙信は時つまり天が味方するときに攻めるのが良いと言い時期を待ちます。 またその頃兼続は蟄居していたのですが、そこに初音が現れます。 兼続は初音を帰らそうとしますが、忍びに勝てるわけがなく後ろを取られます。 そこで上杉が織田の大軍を攻め落としたと聞かされた。 どうやら回想で謙信の手取川合戦を説明するようです。 初音の話によると謙信は雨の中夜襲を行います。 織田はそれを迎撃しようとしましたが、鉄砲は雨で使えず水のかさが増えた川に沈みます。 そして、戦いは上杉の勝利に終わりますがどうやら謙信は引きあげたそうです。 兼続はどうやらその理由を分かっていたようで、義により動かなかったと解釈しました。 織田方の初音には分からず、天下を取るつもりはない男には興味ないと発言。 この二人には結構溝がありますね。 信長も謙信には敵対心満々で謙信を倒すつもりでいます。 新春になり、蟄居を解かれたことを聞かされた兼続は北方さんに励まされ、準備を始めます。 兼続は母の元にもう少し早ければと思っていましたが、父に幼き頃自分が上げたお菓子を渡され母の形見として大事にしていくでしょう。 また弟の与七も謙信に仕えたいと思ったようで、共に春日山に向かうようです。 兄弟仲良く登城と思いきや、兼続は自分を本当に許してもらえるか不安のようです。 ですが、与七の励ましで馬を急がせ上田衆に迎えられます。 この上田の皆さん本当によい方々です。 景勝にも会い、中々笑わない景勝も久しぶりに笑い迎えます。 どうやら一番兼続を心配していたのは景勝のようです。温かい主従愛です。 与七も兼続に連れられ景勝に対面し、「励め」と言葉をかけられ仕えることを決められました。 これで樋口兄弟が上杉に仕えることになりましたね! 謙信には中々会えませんが、代わりに姉の仙桃院に拝謁します。 仙桃院様は兼続に北斗の七星であると言い、景勝を守れと言葉を預けます。 兼続は上杉の皆に愛されてますね! 兼続は与七と共に越後の風景を見ているとお船の夫直江信綱にも会い、直江屋敷に入ります。 久しぶりにお船にも会い、お酌をしてもらいます。 ですが、お船が去るときに兼続を見る目は愛する人を見る目でした。 やっぱりお船は直江信綱の妻になった後も兼続のことを気にしているようです。 また出陣の準備が近くなっているということで兼続も腕を上げていきます。 そこで久しぶりに謙信が出て行き、景勝と景虎に会います。 しかし、景虎が天下を取る日が近いと言いますが謙信は違うと言います。 どうやら謙信は天下を取る気はなく、足利幕府を再興させるつもりです。 景虎や景勝の説得には少しも耳を傾けず、義を大切にしているといいます。 謙信は本当に無欲な人ですね。だからこそ、ここまで来れたとも言えるでしょうが。 その後兼続は謙信と二人きりになり、蟄居している間に考えた義のありかたについて論議します。 兼続は越後の民を守る為、戦うべきだと言い張ります。謙信は兼続を昔の自分のようだと言い、兼続は迷っているので己の義が見つけられるということです。 そして、最後に謙信は兼続は自分が謙信の唯一の弟子だと言い放ち酌をします。 謙信と兼続は主従というより、師弟という表現のほうが正しいでしょうね。 兼続は謙信の言葉をかみ締め、成長したようですがそのときになんと謙信が倒れます。 いったい今後上杉はどうなるのでしょうか。そして、御館の乱へと続くのでしょう。 続きが楽しみです。 それでは今日はこのあたりで!

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