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7月19日(火)
ほんとに、どうなってるんだろう。 このアクセス数は尋常じゃない! やはり反則技。すごすぎる! ということで、今日の徒然草。 不幸に憂に沈める人の、頭おろしなどふつゝか に思ひとりたるにはあらで、あるかなきかに、 門さしこめて、待つこともなく明し暮したる、さ るかたにあらまほし。 顕基中納言の言ひけん、配所の月、罪なくて 見ん事、さも覚えぬべし。 ******************* 「自分は不幸な人間だ」などと悩んだり嘆いたり している人が、頭の毛をカミソリでつるつるにし て、ものの弾みで悟りきってしまうのではなくて、 ただ意味もなく、生きているというよりは死んで いない感じで、門を閉め切ってひきこもり、意味 もなくうだうだと日々を漂っているのも、ある意味 では理想的な気がする。 源顕基の中納言(※注1)が「悪いことをして、 流された島で見る月を、無邪気な心で見つめて いたい」と言ったことにもシンパシーを感じてしまう。 吾妻利秋 訳 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
July 20, 2005 07:51:51 PM
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