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4歳後半

二言語育児~日本語とドイツ語



■4歳半~5歳■


ドイツ語のボキャブラリーがどんどん増え、文法も複雑になってきているのに比べ、

日本語はこのままで大丈夫だろうか・・と不安になりはじめた時期です。


言葉の説明が足りないので何を言っているのかわからないことがしばしば。




そんな4歳半のときに日本へ里帰りしました。

1ヶ月の滞在でどのくらい娘の日本語が成長するか楽しみでしたが、

相変わらず読解が必要な日本語を使ったりと、1,2歳のときの飛躍的成長と比べたら

それほど劇的には何も変わらなかったように思います。




しかし滞在中のある日、仕事に出かけるおじいちゃんに向かって

「おじいちゃん、天気予報で一応傘を持っていったほうがいいって言ったよ。」

と複雑な文を使ったのには驚かされました。




一方、ドイツ語のほうは日本でほとんど話さなかったにもかかわらず、

オーストリアへ戻ってからすぐににしゃべりだしたので、

それだけもうドイツ語の土台はできあがってきているということでなのでしょう。





~読み書き~


2歳後半ごろ 文字(ひらがな、アルフェベット)に興味を示す
           ↓
        
3歳ごろ~  「これ何て読むの?」としょっちゅう聞いてきて、覚え始める
       アルファベットは全部読めるようになり、自分の名前はドイツ語で書ける
           ↓

4歳を過ぎる頃 ひらがながほぼ全部読めるようになる
           ↓

4歳半~    ひらがなを書こうとし始める
        カタカナにも興味をもつ
           


・・という流れできていたので、

日本の滞在中に平仮名の書き方を教えてあげようと思いました。




が・・・・



私自身がどのひらがなからどんなペースで教えたらいいのかなど、

全然分かりません・・。



娘もまた難しい、あるいはツマラナ~イと感じたらしく、

「もうやだ~っ」とすぐに止めてしまい、そのままになってしまいました。


折角やる気があったのに・・・


無理にやらせようとは思っていないけれど、このままだと先行きが不安です・・・

そんなわけで本屋さんへ行き、ひらがな練習張のようなものを購入しておきました。




オーストリアへ帰りそんなことなどすっかり忘れてしまっていたある日、

娘がどこからかそのドリルを見つけ出して「やりたい」と言いだしました。



これはチャンスです。

一日一ページずつ上手に褒めちぎりながらやってみることになりました。



「し」や「つ」など書きやすく覚えやすいものから始まっており、

毎日終わるとシールがもらえるため娘は大喜びでした。



私のほうも一日の目標がはっきりしているため教えやすかったです。



そして、

気がつけば1ヶ月も経たないうちに、ひらがな全部が書ける様になっていました。


公文の「やさしい ひらがな1」、これを買っておいてよかったです。






文字を書くことは楽しいことだと感じて欲しかったので

手紙を交換したりして遊んだりしました。





その後、教えなくても自分から自然にカタカナの読みを覚えたので

カタカナのドリル(公文)もネットで購入してやらせてみると、

これまたあっという間に全部書けるようになりました。


「シ」と「ツ」の違い、「ソ」と「ン」の違いが分かる事が嬉しくてたまらないようです。









・・が・・

やはり覚えたてなので毎日きちんと書いていないと忘れてしまうようです。


手紙は毎日のようにくれましたが、毎回ほとんど「まますき」だけだったので

ドリルが終わってしばらくするとかなり忘れてしまっていました。



覚えるのは早かったけれど忘れるのも早かったです。(^^;




そのことを夫に話したところ、書いていなければ忘れるのは当たり前、

とにかく毎日書かせるようにしないと駄目だよ、と。



そうか~~ というわけで、

文字を書く練習をすればおやつがもらえる(しなければもらえない)というルールを作り、

毎日、日本語を書きたくなるようにしてみました。



今日あったことや、明日やろうと思っていること、

絵本の中のセリフ、なんでもよいのです。



我が家は普段あまりお菓子を与えていないので、

たったひとつのキャラメルのためでも一生懸命頑張って書いています。



日本語をやらないとおかしがもらえない、というマイナス思考にならぬよう、

頑張れば御褒美がもらえるのよ♪、とプラスの方向に持っていくのも大切ですね。






    





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