長らくのご乗車お疲れ様でした。
最終日の今日は宮島口からスタート。朝、起きると宿のオーナーであるおじさんが「どこ行くんじゃ?」と聞いてきた。「コンビニに朝ご飯買いに行くんです」と答えると「あ~、そんなんせんでも、ここにご飯があるけ、それ食べなさい」と言う。「野菜はマヨネーズかけて食べたらよろし、あ~、ワシが食うつもりじゃったけ、少し醤油もかかっとるがそれは許してやってくれ、ご飯はさっき容器にうつしたばっかじゃけ、まだ暖かいじゃろ。あと、みそ汁作るけ、待っててくれ」と言われてテーブルで待つことに。出てきたのを見たら「これが残り物??ってかおじさんの食べ物食べて良いの?」と思ったり…。おじさんにお礼を言って部屋で身支度。支度をすませて荷物片手に宮島へ…。宮島まではフェリーで移動(18切符で唯一乗れる船)。わずか10分の乗船時間でもカキの養殖場や厳島神社の鳥居が見えたりと気分は小学校の修学旅行。(一回行ってる)宮島に着いて改札をくぐったら鹿がいっぱい…いや、奈良公(略ん~、よく考えたら初詣行ってないんだよな…。つまり、初詣が厳島神社!すげぇ!すげぇよ!(w雲一つ無い青空に朱色の鳥居が映えます。思わずシャッターを切ってしまう。厳島神社を見て回る事に…。ん~、残念な事に中はほとんど修理中…。残念っ!厳島神社を出てから浜辺に出て鹿と鳥居の写真を撮りまくる…。気付けば宮島到着から1時間半が経過してた。宮島からフェリーで再び本土へ。本土側は宮島口駅。そっから広電(路面電車)に乗り換えだ。乗った車両は小学校の修学旅行の時と同じ車両。これから向かう先もほとんど同じルート。修学旅行な気分になる。(w座ったら横にいたおじさんが「おたくはどこからこられたんじゃ?」と聞いてきた。「僕は大阪です」と答えると「は~、遠いところからわざわざ。僕はね、そこのホテルでマッサージやとるもんなんじゃ」とおじさん自己紹介。(名前まで教えてくれた)おじさんは管理人が首から下げてたキャノンのカメラを見て「僕もね、写真やっとるんよ。僕は黄金山(?)から広島市内が一望できるけ、そっから毎年季節毎に同じ時間で定点撮影しとるんじゃ。僕は1940年代からそこで撮影しとるんじゃが、それを最近マスコミが目つけおって僕に『270万やるから売ってくれ』と言いおるんじゃ。僕はあんまり売る気せんけどな。戦後60年記念で本出したら1千万は確実と言いおるんじゃがネガも350枚以上ある写真のうち200程しか無いけ、売るにも売れんのじゃ」と言う。何か凄い人に会った気分…。さらにおじさんは地元ではちょっとした有名人らしい。他にも広葉樹の写真も撮ったりしているらしい。おじさんにはその盛りが分かるらしい。おじさんが言うには広葉樹の盛りは旧暦と関係してるらしい。その年のカレンダーに旧暦を照らし合わせれば盛りが分かるらしい。管理人はおじさんにその方法を教わった。おじさんは毎年この盛りを読んだ情報を観光センターやホテル客、JR等に提供しているらしい。時々おじさんの意見を無視して各観光センターや会社が紅葉予想を立てるらしいがそれは見事に外れてやはりおじさんの言う通りになるんだとか…。凄い人だ…。さすが60年間も写真撮ってるだけある。原爆ドーム前でおじさんと別れる。おじさんは馬券を買いに行くらしい。初馬券だと言ってた。原爆ドーム前にズンと立つのは原爆ドーム。核の恐ろしさを物語っている。平和記念館へ行くことにした。修学旅行と全く同じルート。記念撮影した同じ場所でシャッターを切る。平和記念館の話題はあんまり触れたくない。何か人間を憎く感じてしまうから。なぜ、殺し合うのかすごく疑問だった。記念館を出てから平和な広島市内を見て複雑な気持ちになった。お好み焼きを食べに行くことにした。ラーメンも食べたかったが次回にすることにする。広電で八丁堀まで移動。八丁堀から徒歩4分ほどで到着。大阪のお好み焼きと広島のお好み焼き、どっちが美味しいか見てやろうと思ったら…。大阪と広島ではかなり違うみたい…。広島のは大阪みたいに分厚い生地じゃなく薄い生地に野菜や肉を挟み、サンドイッチ風にして押さえつけるみたいだ。大阪と全然違う…。最初、広辞苑より分厚いお好み焼きだったから食べれるか不安だった。でも、あれは思い切り押さえつけてペシャンコにするものだと知ってホッとする。トッピングを見ていた。…何かが足りない。何だ?かつお節だ!かつお節の粉末ならならかかってるがそのままでは乗ってない!これも大阪との違い。(大阪は粉末のカツオじゃなくてかつお節がのってるからのぉ)何か物足りない自分のお腹。ご飯を食べた気がしないと思ってよく考えると足りないのはお米だった。大阪みたいに「お好み焼き定食」が無いのだ。…これって普通のことなのかな???う~ん、どっちが美味しいかと聞かれても困るこの勝負。なぜか、それは大阪も広島も似て非なる者だから…。あと、気付いたんだが大阪では広島のお好み焼きを「広島焼き」と言う。逆に広島は大阪のを「関西焼き」という。「関西焼き」なんて名前は初めて聞いた。(wあと、駅の売店で「お好み焼きせんべい」を発見。ん?どっかで見たことある様な…。乗り込む車両は4両編成の岡山行き快速。車内は関西方面へ急ぐ客でいっぱいだ。座れなかった。腹立って時刻表をめくると三原と福山で乗り換えれば乗ってる電車と7分しか違わない到着時刻。乗り換えることにした。三原で乗り換えると「しまなみ街道」が見えてきた。♪はる~かな~ しま~なみ~♪(いい日旅立ち・西へ)のしまなみだ。つまりもうすぐ尾道。尾道で多くの客が乗ってきた。それでも立ち客はいない。最初、全然乗ってなかった事が分かる。福山に到着。快速に乗り換える。ここから岡山まで停車駅が一気に減る。ぼーっとしてたらもう岡山だった。岡山で姫路行きに乗り換え。でも余裕を持たせたかった為、1時間ずらして乗り換え。車内での他の人の会話がだんだん聞き慣れたものになってくる。我ら(友人「こうへいZONE君と一緒に行動)の前に立った三脚を持った人が2人。どうやらこれから東京方面を目指して夜行快速に乗るらしい。こうへいZONE君と同じルートだ。(w相生に到着。相生で見慣れた電車が待っていた。新快速電車だ。「この電車は新快速電車の米原行きです。途中の停車駅は姫路までの各駅と加古川、西明石、明石、神戸、三ノ宮、芦屋、尼崎、大阪、新大阪、高槻、京都、山科、大津、草津、守山、野洲、能登川、彦根です」と言うアナウンスにホッとする。新快速に乗ればこっちのもの!大阪まですぐだ。気付けば電車は神戸を出ていた。都会の町並みだ。茶色い阪急電車の「梅 田」と書かれた案内を見て更にホッとする。芦屋を出た。車内の案内に「次は 尼 崎 」と出てきた。もうすぐ大阪だ。「尼崎、尼崎です。尼崎を出ますと次は大阪です」と言うアナウンス。やっと大阪。橋を渡れば大阪府だ。「ご乗車ありがとうございました。まもなく大阪です。大阪環状線京橋・鶴橋方面は外回り乗り場、西九条・新今宮方面は内回り乗り場から、福知山線と阪神線、阪急線、地下鉄線はお乗り換えです。ご乗車ありがとうございました。大阪です。車内にお忘れ物無いように願います」と言いながら滑り込む大阪駅。ドアが開いて「大阪、大阪です。お忘れ物の…」と流れるアナウンスに感動する。ホームに立つ人はみんな大阪弁だ。それにも感動。こうへいZONE君はこれから自宅を目指し、東京方面へ行くらしい。お疲れ様です。大阪駅のホームでしばらくボーッとする。やっと帰ってきたときの安堵感と達成感に浸りながら大阪から自宅を目指した。これにて今年の乗り初め鉄旅は終了。お疲れ様でした。(*^_^*)日記を見てレスを下さった方、メールをして下さった方々、ご声援・ご協力ありがとうございました。