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イヌのiPS細胞作製に成功 京大チームが世界初
京都大学再生医科学研究所の中村達雄准教授(人工臓器学)や大学院博士課程2年の島田英徳さんらの研究チームが、世界で初めてイヌの人工多能性幹細胞(iPS細胞)の作製に成功した。 ヒトiPS細胞の実用化には安全性の確認が必要だが、イヌはすでにiPS細胞が作製されているマウスより寿命が10年ほど長く、長期的な安全性の確認につながる成果となる。 研究チームは、ビーグル犬の胎児の皮膚細胞に、体細胞を胚の状態に戻してさまざまな細胞に分化する能力をよみがえらせる「初期化」のために必要な4つの遺伝子と、iPS細胞への変化を促す4種類の人工化合物を入れる方法を組み合わせて、イヌのiPS細胞作製に成功した。 細胞がさまざまな形に対応する万能性を有することも確かめたといい、中村准教授は「安全性の確認には5年程度の観察が不可欠。臨床応用への道が一歩開けた」としている。 9月14日22時1分配信 産経新聞 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
September 23, 2009 07:48:08 PM
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