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あの人との一夜のデート権!





















「シューゴ・・・。」
バルムンクが背を向けたまま俺の名前を呼んだ。
「何だよ・・?」
俺は警戒しながら言った。(なんせレナを誑(タブラ)かした奴だかんなっ!
するとバルムンクは振り返って言った。



「お前に会わせたい男が居る・・・。

            会ってくれるか?」







あの人との一夜のデート権!



 「ねぇお兄ちゃん、何でわざわざこんな所で待ち合わせするの?」
俺の双子の妹、重剣使のレナが浴衣姿(萌え)で言う。
「しゃーねーだろ、バルムンクがここの場所を指定したんだから。」
「でもよりによってこの日じゃなくても良いんじゃなーい?」
ミレイユが言う事はもっともだ。(勿論ミレイユも浴衣v
なんせ今日は7月7日・・・、七夕の日だ。
しかも待ち合わせ場所は、季節イベント『タナバタdeタナボタ』の開催地。
「Oh...きっとバルムンクサンは去年の事を懐かしんでいるのデスョ。」
したったらずの日本語で発言したのは、可愛い女の子PCのほたるちゃん。(この子も浴・・(以下略
「あぁ、シューゴがバルムンクに勝った所か。」
思い出した様に(実際思い出したのだが)言ったのがイケイケお姉さん(死語)タイプの凰花だ。(浴・・・
「って事はバルムンク、会わせたい男ってゆーのは口実で実は俺にリベンジする為って訳か。」
ほほ~うと納得しながら俺は言った。

「そんな訳あるか。」

その途端、妙に懐かしい声が聞こえて俺は慌てて声のする方に向いた。
「暫(シバラ)くぶりだな、お前等。」
バルムンクがフッと笑う。(相変わらずキザな奴っ!
「バル・・・!!」
「バルムンク様ァ~vV」
バルムンクと言おうとした俺にレナのパンチがクリティカルヒット!!
HPが赤表示だ、ヤッベー!!
「本当に暫くぶりです~vバルムンク様御元気でしたか~v?」
「ちっ治療の水、治療の水っっ!」
ハートマーク飛ばしまくりのレナと、必死(文字通り死にそう)にポケットを弄(マサグ)っているシューゴ。
その双子と剣士を傍観しているのが呪文使い二人と犬・・・否、人狼族(ワーウルフ)一人。
ほ「Oh...シューゴサンが・・!」
ミ「レナ、まだバルムンクloveだったんだね~。」
凰「フッ・・・やるなレナ。」
ほたる以外、誰もシューゴを心配していない・・。
哀れ、主人公。

タナバタDEタナボタのイベントが始った頃、バルムンクは問いた。
「所で、アイツとはもう会ったか?」
レ「え?」
シュ「あ、そーだ、それが気になってたんだよ!俺に『会わせたい男』って一体誰なんだ?!」


  「多分―――・・・
         僕だと思うけど・・・。」


シューゴの背後の方で声がした。
割と高く、男だか女だか判断しかねる声であった。
「なっっっ!」
シューゴは振り向き、その途中に声の持ち主は自己紹介を始めた。(←タイミング良くわからない人らしい
「初めまして、僕――――。」
シューゴがやっと声の持ち主に画面を合わせた時、その人がフッと消えた。
(アレ?)シューゴが思ったその時、そのイベントに来ていたPC達から歓声が上がった。
良く聞くと「うわー、可愛いPC!」とか「付き合いたいーv」、「メンバーアドレス教えてー。」などの台詞が聞こえ、当然シューゴの耳もその『可愛いPC』という言葉にピクリと動いた。
『さぁ、織姫。自己紹介を。』
舞台をではレキが『可愛いPC』にマイクを向けている。
『可愛いPC』は、突然の事に同然ながら困惑していた。
『えーっと・・・。』とか言う声がマイクを通り、全員に聞こえる。
「一体どんなPCなんだ?」
シューゴは精一杯背伸びして、その『可愛いPC』を見ようとした時、そのPCがやっと自己紹介を始めた。
そのPCは照れくさそうにマイクを持ち、言った。


         『初めまして・・・。












                     カイトです。』
















 一瞬、時が止まった。
それはPC達だけでは無く、空も、風も、プチグソも・・BGMですら止まったかに見えた。



  『あの 勇者カイト ・ ・  ・   ?      』



皆、頭中で同じ言葉が浮かぶ。
そして、その周りの反応にその沈黙を作った『可愛いPC』は少し困惑している。
この気まずい雰囲気を何とかしようとレキが一つ、質問する。
「カイトって・・、まさかあの『勇者カイト』ですか?」

「え?あ、はい・・・。」

カイトの『はい・・・。』がスイッチになったのか、その途端他のPCが一気にざわめいた。
「あの伝説の.hackersの?!」だとか「あんな小さいのが?!」などの声が上がる。
そしてそれはシューゴ達とて例外では無い。
ええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ?!
何で?!何で勇者カイトがここに来てるの?!」
「すっごー!僕本物初めて見たよー☆」
対照的な驚き方をするレナとミレイユ。
「俺は偽者なんかぁ・・・?」
後ろの方で落ち込むシューゴ。
そんなシューゴを無視し、バルムンクがレナに告げる。
「それは、私が呼んだからだ。」
「なっ!っつー事は俺に合わせたい男って・・!!」
シューゴは思わず身を乗り出す。

  「あぁ・・・。カイトだ。」

バルムンクが穏やかに笑う。
「デモ、それなら勇者サン、どうして舞台の上なんかに居るデスカ?」
ほたるがバルムンクに尋ねる。
「このイベントの機能を知っているか?」
逆にほたるに尋ねるバルムンク。
「What?」
「あぁ、わかった!」
レナはパンと手を合わせて言った。
「去年、ここの司会者の人から聞いたんだけど(レナは去年の織姫)このイベントに参加してる女PCからランダムで選ぶんだってっ」
そのレナの言葉に、凰花が口を挿(ハサ)む。
「ん?なら可笑しくないか?それなら何故男PCである『カイト』が織姫に選ばれた。」
「実はカイトって女PCだったりしてね~☆」
にゃはとさり気無くとんでもない事を言うミレイユ。
「おぉ!それは有りうるぞ。
 さっき一瞬見たけど、カイト可愛い顔してたしな~。」
「・・・そーなったらお兄ちゃんも女PCって事になっちゃうよ。(汗」
「ってゆーか自分と同じ顔のPC可愛いって言うって何だかね~。」
これ以上変な話が始らぬ様、バルムンクが言う。
「安心しろ。カイトは男PCだ。」
「では、それなのに何故男PCが選ばれたのだ?」
凰花が問う。
「・・・前回、織姫を女PCにした所、『それでは、賞品を賭けての勝負に女PCが楽しめん(優勝すると、一夜の織姫とのデート権を得る』という訴えがCC社に届いた。
 それも大量にだ。」
ミ「んー。確かに女同士でデートしてもね~。」
シュ「ってゆーかそれってデートって言うんかー?」
凰「否、わからんぞ。最近はレズとか居るからな。」

「それで今年からは、全てのPCから織姫を選ぶ事にしたのだ!!
 これなら、確率は男、女同じく1/2! 両側から訴えられる事も無い!流石私っ!!」

バルムンクは一人で突っ走り始めた。
「おぉ~。あったま良い~~!」
シューゴはそのバルムンクの考えに感動している。

『えーそれでは、ゲームを始めたいと思いますっ!
勇者争奪戦、スタート!!』



















                                     続





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 今回は.hack mix にしてみました。
いや、何だかmixやるの好きなんですよ、私。
何か良いじゃないですか、会った事無い人と会わせるの。
それによって新しいカップリングが発見されるかも知れないし・・・v
それにSIGNの最終回で、GAMEキャラとSIGNキャラも合わさってたし、別にOKでしょう。(をい

補足。
 「始めまして、僕――――。」でカイトさんが消えたのは、織姫に選ばれたからですよ。
ホラ、レナだって漫画で消えたじゃないですか。




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