カテゴリ:広告リテラシーとジェンダー
![]() 『あなたは大丈夫? ~情報に惑わされず真実を見抜くには~』 と題されたセミナーを 千葉県の浦安市女性プラザが主催し、 講師にお呼び頂いた。 テーマは、「広告」の読み解き方。 非常に身近な情報であるだけに、 広告が私たちの価値観に与える影響は大きい。 セミナーでは、広告の裏に潜む作り手の意図や、 女性と男性の性別役割分担の描かれ方について 具体例を交え解説した。 参加した方々は、 「これまで無意識に見ていた広告の内容が 気になるようになった」 とのこと。 より詳しい広告リテラシーは 『オトナのメディア・リテラシー』でどうぞ。 (現在、amazonのベストセラーランキング 「メディアと社会」分野、第1位!)。 広告といえば、 NHKオンデマンドが上の写真のような広告を 制作した。 姑と思われる年配女性が、 「おしんを嫁に見せたいの」と望んでいる。 ドラマの中のおしんは、 姑に辛くあたられても口答えすら許されなかった。 明治生まれの嫁には、ひたすら耐え忍ぶことが 求められたのだ。 つまりこの広告は、 「嫁というのは昔のように自分を犠牲にして 家のために尽くすべき」 というメッセージを発信していると受け取られても仕方がない。 しかも、ユーモアのつもりのようだから 性質が悪いのである。 あのね、未だにそんなこと言ってるから 女性は結婚したがらないんですよ。 未婚化少子化が問題だと報じる公共放送が いいんですかね、既婚女性のネガティブなイメージ 促進しちゃって。
最終更新日
2008年12月12日 23時37分04秒
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