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渡辺真由子のメディア・リテラシー評論(旧)

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ニュースを読み解く

2008年11月03日
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大麻の売買や所持の疑いで、慶応大学、同志社大学の学生が
相次ぎ逮捕された。

実はこの大麻(マリファナ)、カナダの大学では
かなり大っぴらに吸われている。
勉強がハードな院生などが、気分転換に大麻を一服し、
ハイになった頭で一気に論文を書き上げるのだ。
吸引場所は、大学寮の部屋。

バンクーバーでは麻薬汚染に独自の対策を取っており、
私も取材したことがある。
何しろ、マリファナの合法化を進めようとする「マリファナ党」なる
政党まである国だ。友人宅のパーティーで出されるクッキーに
大麻草が練りこまれていたりする。
カナダ留学を機にマリファナを覚え、ハマッてしまう日本人もいる。

大麻を友人に勧める際の典型的な誘い文句は
「タバコより中毒性が低い」というもの。
日本が国民の大麻汚染を食い止めたいなら、
「なぜタバコは良くて大麻はダメなのか」を
きちんと説明すべきだろう。


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LGBTを特集した、NHK教育『ETVワイド』(1日放送)。
女性の同性愛者カップルがカナダで結婚式を挙げる模様を
撮影したのは、私の知り合いのカメラマン……
続きはメルマガ末尾で!






最終更新日  2008年11月04日 02時25分54秒


2007年09月27日
北九州市の連続監禁殺人事件で26日、
控訴審の判決が出た。
7件の殺人罪などに問われた松永太被告は
一審に続き死刑、共犯とされる緒方純子被告は
死刑から無期懲役に減刑されたという。

2002年3月、北九州支局で警察キャップを務めていた私は
午前3時の電話で叩き起こされた。
17歳の少女が監禁先から逃走し、警察に駆け込んだ。
足の爪は剥がされていた。
逮捕された男と女は、名前も言わず押し黙っている―。

この一報から、全てが始まった。

事件に関わるあらゆる場所を巡り、
あらゆる人を訪ねた。
取材の過程で見えてきたのは、被告による
想像を絶する心理操作と殺人劇だった。
その詳細を、ここで述べるつもりはない。

だが1つ、記憶に鮮明に残る光景がある。
手錠をつながれ、警察署から出てくる松永被告。
色白の顔にはうっすらと笑みを浮かべていた。
それを見た瞬間、鳥肌が立った。

何人もの犯罪者を目の当たりにしてきたが、
ゾッとする程の存在感を放っていたのは、松永被告が初めてだった。


参考NEWS:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070927-00000003-nnp-l40








最終更新日  2007年09月27日 16時02分50秒
2007年05月26日
いじめ自殺講演用 004.jpg


全国のいじめ自殺遺族などが25日、
「知る権利」の確立を求めて国に要望書を提出した。
私も賛同者になっている。

この日、遺族たちが面会したのは
与野党、青少年問題に関する特別委員会、
そして文科省をはじめとする省庁の担当者。

遺族たちの要望について、
前向きな検討を約束した相手もいれば、
曖昧な返事にとどまった相手もいた。

遺族たちは、被害により散々苦しめられた
心と体にムチ打って、北海道や福岡から
自腹を切って上京してきた。
高齢の方もいる。

こんなことを被害者にやらせる前に、
国に出来ることが、あったのではないだろうか。

関連NEWS:
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070526-00000007-maip-soci






最終更新日  2007年05月26日 16時46分19秒
2007年05月22日
カナダのバンクーバーを走る列車、スカイトレインでは
全ての車両の壁を、黄色いヒモがつたう。
緊急時に乗客がこのヒモを引っ張れば、
駅係員に通報がいく仕組みだ。

便利なことに、ヒモは壁の端から端につたっているので、
乗客はどの席からでも引っ張ることができる。
しかも、引っ張る際に音は出ないので、
相手に気付かれにくい。

日本では
JR西日本の特急内で起きた女性暴行事件を機に、
非常通報装置の位置を乗客に知らせる
「SOSシール」を、JR東日本が張り出すとのこと。
通報装置の位置がわかりにくいのだから、当然である。

だがそれに加え、通報装置の数をもっと増やすなり、
カナダのようにヒモ状にするなりして、
車内のどこからでも通報できる仕組みが必要だ。
今回の事件のように、
被害者が自分の座席で嫌がらせを受けた場合、
手が届く場所に通報装置がなければ、どうしようもない。

先日、某特急列車に乗る機会があったので、
トイレに通報装置が備え付けられているかチェックしてみた。
見当たらなかった。

トイレ内というのは、
今回の事件のような犯罪をはじめ、
突然気分が悪くなったり、倒れたりなど、
不測の事態が起こりうる場所である。

列車運行会社は、
想像力を働かせて、危機管理にあたらねばならない。

関連NEWS:
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070522-00000013-yom-soci






最終更新日  2007年05月23日 11時01分50秒
2007年04月19日
「メディアの影響」が、騒がれ始めた。
チョ容疑者がコロンバイン事件の犯人を英雄視したり、
暴力的な映画やロックバンドを真似たと指摘されている。

こうなると必ず、「メディアを悪者扱いするな」という
反論が一部専門家やユーザーから出てくるが、
「メディアの犯罪への影響研究」を専門とする者として言おう。
人間の暴力性に対するメディアの影響は、ある。

ただ、テレビやゲームの暴力行為を直接真似し、実行する
効果については、海外研究でもまだはっきりとは
立証されていない。
人間は日常生活の中でメディア意外にも様々なものと
接触を持つので、メディアを要因と特定することは
難しいためだ。

しかしながら私が注目するのは、
メディアの暴力シーンを見ているうちに
抵抗感がなくなる、という効果。
この効果の持つ危険性は、実は非常に大きい。
今回のような銃乱射だけではなく、
数々の事件に深く関わっているメディア効果である。

詳しくは、機会があれば述べよう。

参考NEWS:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070419-00000074-jij-int






最終更新日  2007年04月19日 18時00分13秒
2007年04月18日
犯人の男は、23歳の韓国人留学生、
チョ・スンヒ容疑者であることがわかった。
海外の新聞には、めがねを掛けた几帳面そうな
顔写真が載っている。

気になるのは、この容疑者が大学では孤独で、
ノートに周囲への恨みを綴っていた点だ。
8歳のときアメリカへやって来たというが、
英語力はどの程度だったのだろうか。

カナダでもそうだが、
移民というのは同じ国から来た者同士で固まり、
母国語ばかり喋る傾向にあるので、
いくら子どもの頃からアメリカに住んでいるといっても
英語が流暢に話せるとは限らない。
しかもチョ容疑者の所属は英語学部。
英語学部というのは、英語に自信があるネイティブスピーカー
が専攻する場合もあるが、逆に英語が不得意な
移民や留学生が専攻する場合も多い。

アジア人でしかも英語がうまく喋れないとなると、
白人の若者はなかなか相手にしてくれない。
チョ容疑者は元来目立たない生徒だったとのこともあり、
大学生活で孤立を深めていたのではないだろうか。
私が通っていたカナダの大学では、
英語や北米文化に馴染めず、授業についていけなくなって
退学する生徒が、留学生の半分を占めていた。

メディアはこの事件で銃規制論ばかりに焦点を当てているが、
背景にはアメリカ社会の移民との共存や、
留学生を孤立させないサポート体制に関する問題も
横たわっている。

参考NEWS:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?b=20070418-00000055-jij-int






最終更新日  2007年04月18日 20時42分04秒
2007年04月17日
16日にアメリカで起きたバージニア工科大学銃乱射事件を、
日本にいる私はABCニュースとカナダの新聞でチェックした。
バンクーバーの地元紙も、この事件をトップで扱っている。

発砲が最初に起きたのは大学寮内だったということで、
つい数ヶ月前まで北米の大学寮に住んでいた私としては
他人事とは思えない。
去年9月に、カナダのモントリオールのカレッジで
銃乱射事件が起きた時も、
しばらくは大学に通うのが怖かった。
海外の大学というのは規模が日本とはケタ外れに大きいので
(キャンパス内に湖があったりするし)、
不審者の侵入を防ぐのは不可能に近い。

犯人の写真を見て驚く。アジア系の男なのだ。
もしかするとこの事件には、人種差別を受けた恨み、
といった問題が含まれている可能性がある。
いずれにせよ、バージニア住民の対アジア人感情は
確実に悪化するだろう。

ところで、新聞記事から“Japan”という字が
目に飛び込んできた。
なんとバージニア州知事は現在、
貿易促進のため日本を訪問中だという。
この事件発生で、訪問はすぐに切り上げるそうだが、
日本のメディアは彼からコメントを取れるだろうか。

関連NEWS:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?b=20070417-00000043-jij-int






最終更新日  2007年04月18日 12時11分58秒
2006年10月04日
ペンシルベニア州アーミッシュ系の小学校で起きた、
男による小学生女児5人射殺事件は、性的暴行が目的
であったことが明らかになった。AP通信が伝えた。

事件直後の報道では、チャールズ・カール・ロバーツ容疑者
(32歳)の動機は、20年前の恨みを晴らすことだった
とされていた。だが、今回明らかになった詳細によると、
ロバーツ容疑者は20年前に、親戚の少女2人に性的暴行を働いた
ことがあり、同様のことを再び行ないたいと夢見ていたという。
動機は「恨み」どころか、「夢想」だったのである。

ロバーツ容疑者は侵入時、性行為用の潤滑剤を用意していた。
人質となった女児の年齢は13歳から、下は6歳である。
彼女たちが被害に遭った事実は今のところ確認されていないが、
容疑者が何を企んでいたのか、想像するだにおぞましい。

さらに衝撃的なのは、ロバーツ容疑者には妻がおり、
3人の子どもの父親だということだ。
事件が起きた朝は、自分の子ども達を車で
別の学校のスクールバス乗り場まで送り、
その後、標的の小学校へと乗り込んだ。

自分が子どもを持つ親であることと、
児童への性欲というのは、別ものなのだろうか?

また、今回の報道で表には出ていないが、
20年前に容疑者に性的暴行を受けた女性たちは、
この事件をどんな思いで受け止めたのだろうか。
闇に葬っていた辛い記憶が甦り、
眠れない夜を過ごしているかもしれない。
「あの時、ロバーツ容疑者のことを誰かに相談していれば
今回の事件を防げたのでは」と、
自責の念に苦しんでいるかもしれない。

1人の男の身勝手な欲望が、
何人もの人生を滅茶苦茶にしたことに、
強い憤りを感じる。






最終更新日  2006年10月04日 15時58分47秒
2005年07月18日
 シンガーソングライターダンサーの岡村靖幸が、覚せい剤使用で逮捕された。プロフィールを見てもらえばわかるが、私が15年前からその類い稀な才能に傾倒している人である。思春期の頃、初めて聞いた彼の詩の価値観に痛く共感した。それ以来、自分の感性だけを信じてここまで来られたのも、常に心の支えとして彼の存在があったからだった。テレビディレクターとして彼のコンサートに行き楽屋で挨拶した時は、生の彼を前にすっかり一ファンに戻ってしまい、気の利いたことも言えなかった。
 非常に気になるのは、いつから覚せい剤をやっていたかということである。マイナーな話になるが、アルバム「家庭教師」は、天才の才能をこれでもかというくらい詰め込んだ、完成度が高すぎるほど高い作品だった。そして、それを最後に彼の制作ペースは落ちた。肉体美が自慢だったはずなのに、むくむくと太っていく。私は摂食障害を研究したことがあるため、彼の異様な体つきは精神的なものから来ていると直感した。そんな状況のもと、「家庭教師」から数年間のブランクを経て出した「禁じられた生きがい」から、明らかに彼の作品の質は落ちている。歌詞は深みと繊細さに欠け、曲調に独特の“悶え”がなくなり、持ち味だった高音は出なくなった。いま思うと、クスリの影響だったのではないか。最高傑作と言われた「家庭教師」を超えなければならないプレッシャー。その生みの苦しみが、彼に覚せい剤に手を伸ばさせたのではないかと感じている。
 覚せい剤使用はもちろん、許されるものではない。そんなこと彼もわかっていたはずだ。それでも覚せい剤の力を借りたいとの思いに至るまで、一体彼にどれ程の悩みと葛藤があったことだろう。それを思うとあまりにも辛く、やりきれない。






最終更新日  2005年07月18日 17時54分47秒

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