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渡辺真由子のメディア・リテラシー評論(旧)

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メディア批評

2008年04月20日
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カテゴリ:メディア批評
「ラスト・フレンズ」というドラマがフジテレビで始まった。
様々な社会問題を描く、と謳うので注目している。
なかでも、性同一性障害がテーマの一つになっているのに
新鮮な驚きを覚えた。

性同一性障害や同性愛といった
セクシュアル・マイノリティー(性的少数派)の存在が
大っぴらに語られることは、日本ではまだ少ない。
私はテレビ局記者時代、
当時競艇選手だった安藤大将さんを取材したことがある。
性同一性障害であることを公表し、
女性から男性へと性転換した方だ。
以降、性的少数派の人々と接する機会が多くなった。

カナダは、性的少数派を取り巻く環境が
少なくとも日本よりは整っている。
留学していた2005年に、
同性間の結婚が合法化された。
ここ(ALC)で述べたように、カナダでは
同性愛者は極端に異端視されているわけではない。
テレビや雑誌にも、よく登場する。
「同性愛者です。悩み抱えてます。夜の店で働いてます」
といった紹介のされ方ではない。
メディアは彼女ら彼らを、
学生や会社員、街行く人の一人として
ごく自然な形で扱う。

このため、カナダにいた時は
性的少数派の人々を、無意識の内に身近に感じていた。
だが日本に戻ってからは、
その類の情報がパッタリ入らない。
メディアで「普通に」目にすることが、なくなったのだ。

同性間結婚をするために、
日本からカナダへと海を越えた人も取材した(AERA)。

性同一性障害のため、
女性から男性になる手術を受けたいと
家出同然に日本を飛び出してきた人の相談に
乗ったこともあった。

女性から男性になろうとする人に対する社会の視線は、
男性から女性になろうとする人に対するそれより、いやらしい。
なぜだかわかりますか?


今回、性同一性障害というテーマを
プライムタイムのドラマに組み込んだ、
フジテレビの心意気を評価したい。
願わくは、正確な知識に基いた
描写がなされますように。


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最終更新日  2008年05月08日 18時02分14秒


2007年11月07日
カテゴリ:メディア批評
yasuyuki 07.11.07.jpg

プロフィールを見た人は御存知だろうが、
私は岡村靖幸を17年前から聞き込んでいる。
ファンなんて表現では足りない。もはや崇拝である。
“悶え”に集約される彼の世界観が、
私の思想の根底に横たわっているのは間違いない。

その彼が、長い沈黙を経てついに復活したのだ!
覚せい剤使用で逮捕されたと知ったのは2年前、
カナダへ留学中のとき。
数日間は勉強が手につかなかった

いま、目の前で歌う姿に何とも言えぬ感慨が込み上げる。
逮捕直前は恐らくクスリのせいで出なくなった声、
肉襦袢をまとったような体が、すっかり元に戻りつつある。
何より、逮捕前は濁っていた目が、
昔の清々しさを取り戻したのが嬉しい。
本当に・・・よくぞ帰ってきてくれた。

過去を背負い、彼は今後、
自らの行動をより律することが求められるだろう。
ライブ名物の弾き語りで、こう囁きましたよ。
『キミが愛してくれるなら、俺はメチャいい子になるぜ』


【写真】 ライブで入手したストラップ&
     10年前から身に付けている靖幸リング






最終更新日  2007年11月08日 03時00分36秒
2007年03月29日
カテゴリ:メディア批評
テレビ東京「ガイアの夜明け」。3月27日に放送された
「“余った食”のゆくえ」では、フードバンクが紹介されていた。

フードバンク(food bank)とは、パッケージのラベルが一部
剥がれていたり、缶がへこんでいたりして店頭に出せない食品を
企業に提供してもらい、食べ物に困っている人たちに配るという
システムだ。北米ではかなり浸透している。

実は私は、カナダに留学していた時、大学に設置された
このフードバンクに大変お世話になっていた。
そこには米、ヌードル、パスタから魚やスープの缶詰、お菓子、
さらにはトイレットペーパーまで、ありとあらゆる物があった。
食費を浮かすために昼まで寝て1日2食にするような生活を
送っていた貧乏学生の私に、
フードバンクの存在はどんなに有難かったことか
(留学中の倹約ぶりはアルク連載コラムでも述べている)。

日本でも、 「セカンドハーベスト ジャパン」という
NPO団体が先駆け、フードバンク活動を始めたそうだ。
だが、食品を提供する企業がアメリカには約550社いるのに比べ、
日本には僅か10数社。まだまだ、理解されていない。

余った食品をフードバンクへ提供することは、企業にとっても
廃棄処理コストの削減と、イメージアップにつながる。
是非、日本にもこのシステムを広げることで、
食べ物を必要としている人々のお腹が
いっぱいになることを願う。






最終更新日  2007年04月03日 14時10分01秒
2007年03月21日
カテゴリ:メディア批評
NHKスペシャル「学校って何ですか」を見た。
第一部は、よく取材されたVTRを中心に、まとまっていたと思う。
問題は、討論形式の第二部である。
討論された内容云々以前にお粗末だったのが、
討論の場の“設定”だ。

スタジオに呼ばれたのは、伊吹文明文科相を始め、
経済同友会代表、大学教授、作家と、
学校現場に直接関わっていない人ばかり。
1人だけ、区立中学校長が交じっていたが、
民間企業出身者である。

では、現場でコツコツと頑張っている教師たちは何処にいたのか?
兵庫県尼崎市から、中継による参加だった。
中継参加では、スタジオでの討論に対して言いたい事があっても、
口を挟むことは難しい。
実際、1時間半の生番組中、教師には
1人につき1~2回しか、発言の機会が与えられなかった。
スタジオで、教育現場の当事者ではない人々が
ああだこうだと意見を述べ合うなか、
“現場の声”は放置されていたのである。

さらに、参加者のジェンダーバランスもガタガタだった。
スタジオの出演者5人のうち、女性はたった1人。
中継参加した教師たちに至っては、全員が男性だった。

スタジオ唯一の女性というのは、
児童文学作家のあさのあつこさん。
プロフィールで、「3人の子を育てた」と紹介されていた。
だが、男性陣のプロフィールでは、
子どもがいるのかどうかすら、触れられていない。
スーツ姿の男性陣に対し、ワンピース姿のあさのさん。
NHKが彼女に“母・主婦としての視点”を期待したのが
アリアリとわかる。
ならばなぜ男性には、“父としての視点”を求めないのか。

仮にも公共放送が「教育」を扱うなら、
“人選”と“ジェンダーバランス”には、配慮してもらいたい。






最終更新日  2007年03月22日 14時26分07秒

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