建設業許可・経審・産廃許可専門　湘南横浜トップレベル　開業１6年 行政書士山崎事務所＠湘南藤沢

 　　宥恕(ゆうじょ）。　　［名］(スル)寛大な心で罪を許すこと。「先方の過失を～する」。「御～を請う」

　　法律上の責任には、刑事責任と民事責任があります。

　刑事責任は、国家社会倫理規範に違反した悪い行為に対して懲役・禁固・（罰金刑）等の制裁を与えられるものです。民事責任は、開けてしまった穴をお金で穴埋めする問題です。

　　ところで、当事務所には、時々、刑事事件の相談がございます。モチロン、詳細は話せませんが。今週も数件ありました。そこで良く聞かれるのが、「示談」についての質問です。

　　「示談」は開けてしまった穴をお金で穴埋めをするという話の方ですが。民事上で示談が成立していて被害者感情も治まっている場合、当局が刑事責任の度合いを決める時の参考になると思います。

　　加えて、社内で降格や減俸や解雇などの処分を受けてる場合は、社会的制裁も既に受けているということで、刑事責任を決める時の更なる参考になるようです。

　　示談は成立しているに越したことはありませんが。示談が成立していたからといって、刑事事件が必ず不起訴になったり、無罪になるとは限りません。

　　示談をする場合、先行して謝罪と賠償が必要です。１謝罪　２賠償　３示談という流れになるわけですが、１謝罪と２賠償を尽くしたとしても、３示談に至らない場合も当然存在します。

　　示談書は被害者の方からの「宥恕」条項付きの示談書にする必要があります。「今後は両者の間に一切の債権債務関係がないことを確認します」という記載をいれます。

　　更に、嘆願書は、「誠実な謝罪と適切な賠償を受け示談が成立したので、被疑者に刑事処罰科さないで下さい」といれます。

　　被害届取下書では、捜査機関宛に、取り下げる意思を明確に記載します。

 

山崎行政法務事務所・代表・山崎正幸 　（中央大学法学部卒） 
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