天使の体温(日本)監督:鈴木章浩出演:黒岩アキラ 土本ひろき 細江祐子 感想: 東京で一人暮らしをしている20歳のアケトには、 京都に住む年上の恋人(男)がいて、 東京のアケトの部屋の家賃を全部払ってくれる。 彼は月に一度週末に泊まってゆくが、 アケトのことを拘束したりしない自由な関係が続いている。 ある日、アケトはひょんな事から知り合った自称「18歳」の女、 ハルミと共同生活を始める。 しかし日々は何事もなくすぎていく中、 アケトは、そんな曖昧な自由さが不安になり、 恋人のところに行こうと、ハルミにも告げず、急に東京を発つ。 リアルな映像なんだけど、 なぜか現代のファンタジーを感じてしまう不思議な映像。 人を好きになったり、何事もない日々に不安になったりって、 互いの性別になんか関係なく、 しぜんにわき出てくる感情なんだなと感じる。 彼がが遠距離恋愛の彼氏を想って 「会いたいよぉ…」とつぶやくシーンはホントに可愛い。 この主人公が感じる「曖昧な不安」は、 女の子なら、すごく共感できるのではないでしょうか。 vシネマながら、繊細で曖昧な現代らしさをうまく抽出している いい作品だともいます。 勝手評価:☆☆☆ |