|
テーマ:鉄道(20942)
カテゴリ:さようなら列車の旅
日付が変わりました。皆様、いかがお過ごしでしょうか。
今日は、先日1月24日にラスト・ランを迎えた西鉄貝塚線313形電車のお話をしたいと思います。 この電車は1952年(昭和27年)に近畿車輌で2両固定編成4本が製造され、形式は大牟田寄りの制御電動車がモ313形、福岡・太宰府側の制御車がク363形となっていました。 本形式は、普通鋼ながら日本で初めてモノコック構造を指向した車両として鉄道技術研究所の全面的なバックアップにより設計されたもので、その後多くの鉄道車輌に影響を与えた名車でした。 しかし正面非貫通の2両固定編成は大牟田線(本線)での使用が難しく、後に太宰府線専用となり、1977年(昭和52年)に4編成とも宮地岳線(現在は路線縮小で貝塚線)へと移籍しました。 後に314F編成以外は吊り掛け式駆動からカルダン式駆動に改造され、宮地岳線の主力車として活躍してきましたが、2007年(平成19年)4月1日に同線の西鉄新宮~津屋崎間が廃止された(これに伴い宮地岳線の名前が消え、貝塚線と改称された)ことに伴い、314F編成と316編成が廃車解体されました。その後313F編成も廃車解体され、315F編成のみ600形電車に交じって活躍を続けてきました。 しかし寄る年波には勝てず、その315F編成も2015年1月限りで運用を離脱することになり、2014年(平成26年)には、レモンイエローに赤帯の従来塗装からマルーンにクリーム、という大牟田線時代の塗装に復刻塗装され、車内には懐かしい写真が飾られて、最後の花道を飾ったのです。 その315F編成に、昨年10月に乗ってきました! 福岡市営地下鉄で貝塚駅まで行き、西鉄貝塚線に乗り換えます。乗り換えはほぼ一直線なので、すぐに行けました。 貝塚駅にあった、記念撮影用のボードです。 ![]() ![]() 現在の西鉄貝塚線の主力電車・600形です。315F編成を待つ間に撮影しました。 やがて、今回の主役・315F編成がやってきました! ![]() ![]() ベージュにマルーンの、「懐かしの西鉄カラー」ですね! ![]() 315F編成に書かれていた製造銘文です。1952年(昭和27年)製造ですから、実に62年間も西鉄の線路を走り続けてきたのです。 ![]() 側面に描かれている西鉄の旧社紋です。「西」の文字を図案化したものです。 それでは車内を見てみることにしましょう。 ![]() ![]() 車内には、懐かしの西鉄電車の写真の数々が吊り下げられていました。 315F編成に揺られながら、香椎花園駅までお名残乗車を楽しみました。その走る姿は「まだまだ、若い者には負けられんわい」という電車の声が伝わってくるかのようでした。 香椎花園駅で撮影した315F編成です。 ![]() 62年間の活躍、本当にお疲れ様でした。そして、数々の想い出をありがとうございました。 尚、当面の間コメントは「メールでのみ」受付させていただきます。皆様、どしどし ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]()
最終更新日
2015.02.04 00:34:09
コメント(0) | コメントを書く
[さようなら列車の旅] カテゴリの最新記事
|