【伊豆大島珍道中】朝食はくさやの干物!さて、そのお味と臭いは?(第2話)
皆様、おはようございます。いかがお過ごしでしょうか?昨日は、伊豆大島旅日記に多数のコメントありがとうございました。今日も楽しく、伊豆大島の旅日記をお届けしたいと思います。
前夜23:00に竹芝桟橋を出航した、東海汽船「さるびあ丸」。朝4:30頃、「われは海の子」のオルゴールと共に船内の電気が点きました。
「本船は間もなく、伊豆大島・岡田港に入港いたします。下船の方は、下り支度をお願い致します。」
伊豆大島到着の船内放送が流れました。いよいよ、伊豆大島上陸です!
朝4:50、東海汽船「さるびあ丸」は伊豆大島・岡田港に到着しました。ご存知の方も多いと思われますが、伊豆大島で客船が着く港としては「岡田港」と「元町港」があり、その日の波の高さなどによって毎朝6時頃にどちらの港に発着するかが決まります。
「さるびあ丸」を降りてターミナルへ出ると、
「jiyma21(実際は本名)様ですね。伊豆大島レンタカーの者です。お迎えに上がりました。」と、人の良さそうなおじさんが出迎えてくれました。
そして岡田港前にあるレンタカー屋さんの事務所に通され、書類の記入と予約の確認。
「危険ですので、裏砂漠の方へは行かないでください。あそこで事故に遭いますと、携帯の電波が届かないため、救援を呼べないのです。」三原山探訪の中でも有名な「裏砂漠」。まさに秘境の地ですね。ガイドブックによると、現地ガイドを付けて行く方が望ましいとのことですので、次回のお楽しみに取っておくことにしました。
料金を払い、迎えの車に乗ってレンタカー屋さんの車庫へ。ここで今日のレンタカーにご対面。軽ですが、伊豆大島観光ならこれで十分と言えます。
「朝ごはんでしたら、元町港の辺りでお店やってますよ。あと、伊豆大島にはコンビニはありません。」
レンタカーのエンジンをかけ、いよいよ伊豆大島周遊に出発です。でも、まずは朝ごはん。
元町港の船客待合所の前にある食事処「おともだち」さん。夏は、大型客船の到着に合わせて朝5時から営業している有難いお店です!
朝定食は700円からありますが、せっかく伊豆大島に来たので「くさや定食」1,000円なりを味わうことにしました。
こちらがその「くさや定食」1,000円なりです。ご飯、汁物、香の物、小鉢が付いていました。
こちらがその、くさやの干物です。今回のものは、余り臭いは気にならず初心者向けかな、といった感じでした。ちなみにお魚はムロアジです。
それでは、伊豆大島では何故「くさやの干物」が有名になったのでしょうか?
時は遡る事、江戸時代。伊豆大島の人々は、保存食としてムロアジやトビウオの干物を作っていました。しかし当時は、塩は大変な貴重品。そこで海水にお魚をくぐらせて干物にしていました。するとそのつけ汁が発酵して、独特のあの臭いとしょっぱさが出てきました。この発酵したつけ汁は、長年にわたり継ぎ足し継ぎ足し使われて、家宝ともなりました。特に伊豆大島や新島では、女性がお嫁に行く時に家宝のつけ汁を持って嫁いでいく、という風習もあったようです。
このつけ汁に魚を漬けると、腐ってしまうのではとお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、それは逆でした。つけ汁の中に長年凝縮されたエキスが防腐効果をも出して、従来のアジの干物より長持ちするようになったのです。
今回食べた「くさやの干物」は塩加減が強く、ご飯が進みました。そこで100円追加して、ご飯をおかわりしてしまった程です。
元町港から見た、伊豆諸島です。右に見えるのが利島、左に見えるのが新島です。これを見ているとああ伊豆大島へ来たんだな、と実感してしまいました。
同じく元町港から見た風景です。対岸に見えるのが伊豆半島で、東伊豆町の辺りと思われます。今は季節運航になってしまいましたが、かつては東伊豆の港町・稲取より伊豆大島行きの定期船が1往復ありました。所要時間は約45分で、一番伊豆大島に近い定期航路でした。
この後は三原山方面へ向かったのですが、続きはまた次回をお楽しみに。
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