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カテゴリ:アメリカネタ
先日ワディー(夫)にグリーンカード=市民権じゃないの?と無邪気に尋ねられた。 えー、なんでこんなことも分からんかね!?とちょっと呆れながら やっぱりアメリカ人ってこういった市民権や永住権の法律なんか一般的に無知。 グリーンカードは合法的にアメリカで仕事したり外国旅行して出入りしたり出きる権利のある移民や一時滞在者たちが持つもの。 市民権は生まれた国を捨ててアメリカ市民になる、という試験を受け、合格したらアメリカ人になりパスポートもアメリカのものを持つことになる。 グリーンカードでは政府機関の仕事には就けないし、大統領選挙などの選挙権も無い。 日本に帰る時も自分の生まれた国なのにビザ取ったりしなきゃいけなくなる、と理解している。 「どうしてアメリカ国籍が欲しくないの?」と聞かれた。 「うーん・・・どうしてって言われても」と言葉に詰まった。 やっぱり生まれ故郷だし、万が一離婚したりとかアメリカが戦争で攻撃されたりした時に家族が日本にスムーズに戻れるようにかな? 確かに日本に私が長期戻って仕事したり、移住したりという可能性は今のところほとんどといって無いに等しいと思う。 もうすでに4年前日本に家族で3年半暮らしてみたから。日本語の不自由な夫には何も頼めず支払いや書類に目を通したりするのも全部自分だった。 役割分担ができなくて、育児に加えて自分が担わなければならない責任がとにかく多すぎて。 NHKのおっちゃんが来て請求、とワディーに言うと「義務じゃないのに何で払うの?」という質問。それを間に入って説明。 結局おっちゃんは一時帰ったけれど今度は英語のパンフレットと説明書を持ってきてくれた。やれやれ。 私は英語が苦手ではないし、学生時代からもうそろそろ人生の半分はアメリカ暮らしになってきている。だから日本が恋しい、というより家族が恋しい、というのが本当かもしれない。 だから市民権獲得もまあ、悪いアイデアではないんだろう。 今のご時世、やっぱりアメリカは「移民はもういらない」って風潮だし。市民権持ってると移民とはまた違ってアメリカ人も差別出来ないはず。 アメリカ人が嫌がるのはアメリカに住みながらまだ自国の文化を持ち込んでコテコテに生きている移民たちだと思う。 私にしたら余計なお世話だし、人の人生どう過ごそうがいいじゃない?って思うんだけど。 私と結婚してるワディーでさえ、近所のインド人ファミリーの経営するコンビニで、彼の相手をしながら夫婦が早口の母国語で喋ったので(もちろん彼には英語だけれど)、家に戻ってきた時ちょっと不快を示していた。 そこでまた、私キレかけたんだけど・・・ 私:「何で母国語で喋ったら嫌なの?」 ワ:「アメリカに居るんだから英語で会話すればいいのに、何を言われてるのか分からないから気分のいいもんじゃないもの」 私:「手っ取り早いから仕事のこととかパパッと母国語のほうが間違いもないし、ビジネスだから・・・なんでそんな意識過剰になるのよ!?」ってケンカ腰になってしまった。 学生時代、嫌なアメリカ人に日本語で喋っていた時意地悪された経験があるから怒ってしまったのかな。2度ほどあったけどね。 とにかく世界中でも大国のアメリカ、だけど国民はまだまだ外国のことに無関心・無頓着な人たちの集まりなのかも。 そういう人たちと肩を並べて暮らし続けるのならば市民権も悪い選択ではないのかな~。
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最終更新日
2007年03月30日 11時25分28秒
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