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テーマ:海外長編SF小説(41)
カテゴリ:讀書録
じつは本書はその昔読んだはずなのですが 記憶と記録の喪失のため定かではありません しかし まったく内容を思い出せなかったことからすると 当時の私にとっては 手に負えない高度な内容だったのかもしれません 今回とても面白く読めたのは 記憶力崩壊の事実は脇に置いておいて 私の読書力が向上しているのかなと自惚れてみたりして・・・ だとしたら いろんな本を再読する必要がありそうです 邦題から イーガン氏お得意の 宇宙物理ネタで しかも600ページ越えのボリューム これは 宇宙開闢の謎に迫る 壮大な物語になりそうな予感で読みはじめたのですが いきなり登場したのは 宇宙とは全く関係のない 死者の意識を復活させて 殺人事件の真相に迫るテクノロジー そこから 2055年の世界のバイオテクノロジーや脳科学の展開で 第1部が終了 なんとか 第2部からは 主人公が完成した万物理論が発表される会議に 取材に赴き さあ 宇宙の話がスタートしますが・・・ そこで展開するのは 難解な物理理論の議論だけではなく 主人公が巻き込まれるスパイアクションだったり 2055年の世界情勢だったり 新しい「性」に関する あるラブストーリーだったり 第1部のバイオテクノロジーの話を含めて それぞれ 一冊の長編SF小説が書けるでしょうというほど しっかり緻密に描かれています それゆえ 600ページ飽きることなく読み進めることができました そして ラストでは 万物理論そのものの大ネタが物語を締めくくります 大ネタなのか 大ボラなのかは別として なぜ この宇宙が存在しているのかは フィクション・ノンフィクション問わず 興味の尽きないテーマではあります 『万物理論』 DISTRES (1995) 著 者 グレッグ・イーガン 訳 者 山岸真 発行所 東京創元社 創元SF文庫 SF イ 2 初 版 2004年10月29日 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jun 13, 2023 12:42:03 PM
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