女神たち

2024/04/28(日)15:12

【讀書録】『黒ヘイシ石 新宿鮫XII』大沢在昌 著 読了しました。

讀書録(467)

それこそ 一昔前のシリーズ第一作『新宿鮫』から マイペースではありますが読み続けてきた この新宿鮫シリーズも とうとう既刊分としては最後の一冊を読み終えたのは 感慨深いです このシリーズの魅力は 新宿鮫こと鮫島のキャラクターそのものです エリートであるキャリアでありながら 本書でもたびたび語られた 犯罪者がのうのうと贅沢な暮らしをしているのを許せないという 正義感だけで 一匹狼として悪に立ち向う その姿が清々しく 応援するかのように読んできました はたして この先 鮫島に再び出会えるのでしょうか 大沢先生にがんばっていただきたいです さて本書は前作の『暗約領域 新宿鮫XI』の続編といえる内容で 前作の登場人物や出来事と関連して 事件が発生します いつもなら 記憶力弱者である私には困ったことなのですが マイペース読みのおかげで 前作を読んでから まだ4ヶ月でしたので なんとか 脳味噌の片隅に記憶の残滓が残っていたようで すんなりと物語に入れました そして いつもと同じ 恐ろしい犯罪の入り組んだ背景と 強力な殺人犯の謎に向き合わされ ついつい先を急いでしまう 興奮の読書時間をいただきました しかし これで最後かと思うと 読み終わるのが惜しくて勿体ないという思いも出てきて 途中で頁を閉じてしまったほどでした 前作で登場した二人も 鮫島は少しずつですが 受け入れ始めたようで 鑑識の藪との関係も 新たなステージに進んだようで この4人の次なる活躍を期待してしまいます でもでも 晶ちゃんは あれからどうしてるのかな? ​​『黒​ ヘイシ​ 石 新宿鮫XII』​​  著 者 大沢在昌  発行所 光文社  初 版 2022年11月30日

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