ライフコーチあまみ 悠の『優しいきもち』

2009/08/30(日)23:52

仕事に意味と喜びが生まれる理由

コーチングとコミュニケーション(288)

   「僕は有名人じゃなくて、     普通の人の話を紹介したいんです。     なぜなら、みじかにある感動を     伝えていきたいから。」 これはお友達の松本望太郎さんの 言葉です。 その望太郎さんの出版した 「涙のシャンプー」を読みました。 この本はタイトルのとおり、 街の美容師さんの体験談、特にシャンプーに まつわる15の実話です。 例えば、 抗生物質の副作用で頭髪が抜けて 自宅で療養している奥さんのカツラを カットする話や おばあさんが亡くなったあと、連れの おじいさんがおばあさんの面影を忍ぶ ために美容院に通う話、 ものすごく痛む湿疹が指にできたけど お客様のために休まずに頑張る、そんな 母親の背中を見て育ち、自分も美容師に なった話など、 どのストーリーも生活感に満ちて、 きれいごとはありません。 きれいではない、 けれど、 仕事をとおしてお客様と出会う その出会いがもたらした価値が 全編に豊かにあふれていました。 この本は仕事をする目的について 書かれているような気がします。 では、仕事をする目的とはなんでしょうか。 お金? 大切ですね。 あったほうがいいですね(^^ 地位と名誉、これも大切です。 成功を加速させますね。 そして、これらは目的でしょうか?    いいえ。   これらは手段なんですね。 なんの手段かというと なにか欲しいものを買う、 快適な暮らしをする、 家族を守る、 安心安全な暮らしをする、 そして 自己重要感を満たす コンプレックスを埋める、など そのための手段なのです。 私は20代のころ、店を開業しました。 ただがむしゃらに手段を追いかけました。 そしてくたくたに疲れはてました。 そのときは、知りませんでした。 価値が満たされいまま、手段が手に入っても 決して幸せではないということを。 そのことを身を持って知ったのです。 では、仕事の目的とはなんでしょうか? それは、 自分は誰かの役に立っているという 喜びではないかと思うのです。 つまり、 自分のしていることが 誰かを幸せにし、どこかで笑顔を増やし、 誰かの苦しみを救っている。 そういった 役に立つという、 ひとりでは決して味わうことのできない 喜びではないかと思うんです。 働くとは、はたをラクにすること。 ラクにすればするほど、ラクになった 人たちの感謝の気持ちが収入になります。 仕事の価値価格はお客さまがつけてくれるのです。 どうか、みなさんも昔の私のように 手段を目的にして消耗しないように 価値を満たす仕事をしていってください。 1日の約三分の一を占める仕事です。 人生の約三分の一を占めるのも仕事です。 その仕事が、 毎日楽しい♪ 楽しくて仕方ない! ああ、この仕事をしていて 本当によかった! そんなふうに日々を暮らせたらハッピーですよね。 この本には、そのコツがさりげなく 全編にちりばめられています。 美容師さんはもちろん、お仕事の意味を 考えているかたは手にとってみてくださいね。 きっとみじかな幸せに気づく時間を 得る事ができると思います。 PS:以前にも紹介しましたが、こちらで 本の内容を味わうことができます。 ある美容師とガッハッハおばちゃんの涙の話【感動シャンプー】               ライフコーチ あまみ悠より ☆心を癒し夢を実現するライフコーチング 当社メールマガジン 「人生を変える☆しあわせ成功講座」。 購読すると『あなたにもできる!しあわせ成功セルフキット』と 幸せ成功の法則コラムを読むことができます。

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