テーマ:試写会で観た映画の感想(676)
カテゴリ:映画鑑賞記録
3/18(土)より全国ロードショーです。
![]() "THE MYTH" 監督、原案・・・スタンリー・トン 出演・・・ジャッキー・チェン、キム・ヒソン、レオン・カーフェイ、マリカ・シェラワット、スン・チョウ、マギー・ラウ、チェ・ミンス、パトリック・タム、他。 ・物語序盤・ 秦の始皇帝が中国を支配していた時代。 始皇帝の部下であるモンイー将軍は、某国から妃として献上されてきた姫君ユシュウを出迎えに行っていた。 しかしそこへ姫の婚約者の武将チェが、彼女を奪還しに現れた。 激闘の末、チェを倒したモンイーだったが、姫と共に崖の下へ落下してしまう…。 というのは、現代香港で生活している考古学者ジャックの見た夢だった。 彼は最近、似たような夢ばかり観ているのだった。 ジャックは、美しく悲しげなユシュウ姫の面影が気になって仕方がない。 自分の見る夢が何を意味しているのか、それを調べ始めたジャックは、遠くインドへと渡る事に。 ![]() 長い俳優人生で、時代物に一度も出演した事が無かったジャッキー・チェン。 その理由は、中途半端な作品に出たくなかったから、との事。 そこで満を持して登場したのが、この作品です。 しかーし。 思いっきり、中途半端やないかい! アジア中から色々な俳優を集めてきて、気合を入れて作ったんでしょうね。 でも観ていて、何も心に響いてきませんでした。 韓国から招いた、キム・ヒソンとチェ・ミンス。 姫君役のキム・ヒソンは、とても清楚で美しい人だと思いました。 前説で大きく取り上げていた韓国のアクション俳優チェ・ミンスは、本当に序盤だけの出演で唖然としました。 特別出演だったのですね。 インド女優のマリカ・シェラワット。 インドでは有名な方のようです。 彫が深くて、本当に綺麗な方ですね~! インドパートでしか観られませんが、この華やかな美貌は必見です。 そして「ラ・マン」で有名なレオン・カーフェイも、ジャッキー・チェンの相棒として出演しています。 これがビックリするほど容色が衰えていて、何処のブサイクなおっさん?と思うほどでした。 映画鑑賞中、ずっとレオンは何処に出演しているのか、探し続けていましたもの。 目の前に何度も出てきているのにね(笑)。 時の流れはげに残酷なり~。 先程、中途半端と書きましたが、色々な部分でそう感じました。 歴史物としても、現代と過去が入り乱れていて中途半端。 物語も時空を超えた恋愛物かと思いきや、変にお笑いを取り入れたりして中途半端。 インドでのドタバタは、確かにそこだけ観ていると笑えるんですけど、ストーリー全体から見て、必須のものだったのでしょうか? シリアスならシリアス、おバカならおバカ、どちらかに的を絞って、脚本を書かないと、行き当たりばったりな感じがして、筋書きが散漫になってしまいます。 どうしてもシリアスになりきれない所は、香港映画・ジャッキー映画の弱点ですね。 コミカルな動作で笑いを取らないと、不安なんですかね? もっと筋書きをじっくり楽しめる映画と期待していたので、ただドタバタしている内容には、正直失望しました。 しかしジャッキー・チェンて、鎧兜が似合いませんね。 貫禄のある将軍でなければいけないのに、まるでお猿さんが兜を被っているみたいです。 他の人達は、みんな衣装が似合っているのに、ジャッキーだけ恥ずかしいくらいに不細工…。 今迄時代物にチャレンジしなかった本当の理由は、単に衣装が似合わなかったからではないかと疑いたくなりました。 ![]() ↑ランキング参加中。ぷちっとクリックして下さると嬉しいです。
最終更新日
Mar 16, 2006 01:38:16 AM
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