テーマ:映画館で観た映画(8340)
カテゴリ:映画鑑賞記録
監督・・・堤幸彦
出演・・・仲間由紀恵、阿部寛、生瀬勝久、野際陽子、片平なぎさ、堀北真希、平岡祐太、綿引勝彦、上田耕一、北村有起哉、大島蓉子、アベディン・モハメッド、池田鉄洋、瀬戸陽一朗、他。 ・物語序盤・ 自称売れっ子天才奇術師・山田奈緒子。 彼女は現在、他のマジシャンのアシスタントをして、生活費を稼いでいたが、それも敢え無くクビに。 アパートの部屋代を請求されて困惑している奈緒子の前に、またもや天才物理学者・上田次郎が現れる。 今回の上田の胡散臭い依頼は、関東沖合に浮かぶ小さな島・筐神島への同行。 この島を支配する霊能力者・筐神佐和子は、かつて一晩の内に一人で巨大な岩を崖の上に持ち上げて、島民の信頼を得たと言う。 上田の元を訪れたのは、富毛村に住む青沼という若者。 彼は十年前に、筐神佐和子に連れ去られた幼なじみの美沙子を救い出してほしいというのだ。 いつものように金で奈緒子を釣って、筐神島へと連れて来た上田だが、すぐに怪しげな集団に捕まってしまう。 「よろしくね」というのは、ホープ・ピースのお笑いコンビ・ゆーとぴあのネタ。 でもそう言われても、あんまりピンと来ないんですけど(笑)。 「トリック」と言えば、もともとは深夜枠のドラマでした。 卵が印象的なオープニングと、鬼束ちひろさん歌うエンディング曲が顔。 オープニングは今回も卵と変わらずでしたが、最後?とあって、中から出てきたのはひよこでした。 エンディングは鬼束さんが2004年半ばから活動休止中とあって残念ながら、お声は聞けず。 鬼束さんの歌声や重みのある歌詞が好きなので、また活動を再開してほしいです。 私はドラマ第1作からファンなのですが、前回の映画は映画館に行きませんでした。 という事で、今回が初「トリック」スクリーン体験。 ファンだし応援しておくかというノリで行って参りました。 総評としては、パワー不足を感じましたね。 ファンとしては、終わってほしくないという気持ちも強いのですが、映画を観ていると、既にこの作品はネタ切れかな…という思いも漂いました。 長く続いた作品だけに、安定感はあるのですが、それがマンネリとも取れました。 「トリック」というだけあって、売りは事件の陰に隠された"トリック"なのですが、今作では感心させられるような謎解きが一つもありませんでした。 人をあっと驚かすようなトリックを考えるのは大変だと思いますが、キャラクター性の安定感に頼ってばかりいる脚本には少し失望しましたね。 ゆーとぴあの「よろしくね」もそうですが、片平なぎさの手袋ネタなど、若い客層は理解できているのでしょうか? 堀ちえみがアイドルだった頃のドラマですよ。 結構笑いが起きていましたが、本当に知っているのかな~? このシリーズって、これらに限らず、パロディーのネタが微妙に古いですよね。 ファンの中心は若い世代だと思うのですが、通じているのか少し疑問です。 個人的に好きな脇役・矢部が全然ストーリーに絡んでいなかったのも残念な点でした。 矢部の部下も一番最初の方(お名前が判りません…)が好きだったので、キャストの変更は寂しかったです。 キャストと言えば、奈緒子の父親役だった岡田真澄さんが亡くなったのも悲しいニュースでした。 全体的に何処にもお金が掛かっている様子がなくて、2時間枠のドラマレベルだったのが、寂しいと言えば寂しい所でした。 前作の劇場版もその点では、似たり寄ったりだったので、驚く事もありませんでしたが。 トリックはトリックらしく、低予算で作るべきなのですかね? でもドラマ的にも、今回は心に響くものが無くて、求心力という点でも前作に劣っていた気がします。 前作の方がドラマティックと感じました。 上田は確りケンシロウの台詞も言っていましたね。 通信教育の空手場面では、マトリックス的な静止映像も入れて、お笑いを添えていました。 奈緒子は奈緒子で、貞子ちゃんやってましたし、セルフパロディー合戦ですね。 後ろ髪を引かれる思いもありますが、いつまでもずるずる引き摺るより、この辺で終わらせておいた方が良いのかもしれませんね。 長い間、独特のお惚けで楽しませてくれてありがとう~。 山田&上田のコンビは最高でした。 あ、でも、2時間スペシャルとかで、新作を作ってくれるなら、それはそれで嬉しいぞ。(^^♪ ↑ランキング参加中。ぷちっとクリックして下さると嬉しいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Jun 29, 2006 08:14:00 AM
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