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MY HIDEOUT ~私の隠れ家~

Oct 30, 2007
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カテゴリ:映画鑑賞記録
全国ロードショー中です。
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"THE GOOD SHEPHERD"
監督・・・ロバート・デ・ニーロ
出演・・・マット・デイモン エドワード・ウィルソン
アンジェリーナ・ジョリー クローバー
アレック・ボールドウィン サム・ミュラッハ
タミー・ブランチャード ローラ
ビリー・クラダップ アーチ・カミングス
ロバート・デ・ニーロ ビル・サリヴァン将軍
ケア・デュリア ラッセル上院議員
マイケル・ガンボン フレデリックス教授
マルティナ・ゲデック ハンナ・シラー
ウィリアム・ハート フィリップ・アレン
ティモシー・ハットン トーマス・ウィルソン
リー・ペイス リチャード・ヘイズ
ジョー・ペシ ジョゼフ・パルミ
ジョン・タートゥーロ レイ・ブロッコ
ジョン・セッションズ ヴァレンティン・ミロノフ
エディ・レッドメイン エドワード・ウィルソン・ジュニア
オレグ・ステファン ユリシーズ/スタス・シヤンコ
ガブリエル・マクト ジョン・ラッセル・ジュニア

・物語序盤・
1961年、アメリカとソビエト連邦が冷戦状態で緊迫が続く時代。
アメリカはカストロ議長を支援するソ連に対抗すべく、反対勢力の後ろ盾となり、反乱部隊はピッグス湾に上陸する。
しかしCIAから内部情報が事前に漏洩していた為、作戦は失敗に終わり、CIAは責任を問われ窮地に追い込まれる。
その暫く後、作戦指揮を取っていたベテラン諜報部員のエドワードの自宅に、怪しげな封筒が届けられた。
中にあったテープと写真に記録されていたのは、男女がベッドで抱き合い、語り合う様子。
エドワードは部下に、テープと写真の分析を命じた。
時は遡り、第二次大戦間近の1940年代。
エドワードは名門イエール大学に通う学生で、一部のエリートのみで構成される秘密結社スカル&ボーンズにも入会していた。
エドワードは大学の図書室で出会った、聾唖の障害を持つ学生ローラと恋に落ちるが、秘密結社のパーティーで出会った友人の妹クローバーと関係を持ち、妊娠させてしまった事から、結婚という責任を取らされる。
また大学では、将来有望な優秀な学生として、親独派のフレデリック教授から目を掛けられ、その影響で、FBI捜査官のミュラッハから、彼の身辺を探るよう命じられる。
愛国心から教授を裏切り、情報を提供したエドワードは、先輩アレンによって、サリヴァン将軍に紹介され、国の諜報活動に従事してゆくようになる。
そして程無く戦略事務局(OSS)の一員となり、身重の新妻を置いて、単身渡英する。

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上映時間が2時間45分と少々長めですが、作品としての完成度は高く、見応えは充分です。
しかし登場人物が多過ぎて、それぞれの名前と立場を把握するのが大変。
グッド・シェパードというのは、新約聖書からの引用です。
良き羊飼いは羊の為に命を捨てる、という内容。
この映画は、諜報機関の中枢として暗躍し、国家に忠誠を尽くしてきた、一人の諜報部員の波瀾の半生を通して、アメリカの裏側の歴史を描いた作品です。
また、祖父から父、父から子へと受け継がれてゆく、壮大なヒューマン・ドラマでもあります。

登場人物については、先に公式サイトなどで予習しておく事をお勧めします。
本当に多いので、この人は何処の誰だったかな?と首を傾げる事しきりでしたので。
あと、キューバ危機近辺の近代史についても、御存じなければ事前にさらっと調べておくと、より理解が深まると思います。

この映画、二つの時代を往き来します。
一つは映画の中で現代となっている1960年代初頭。
もう一つは、第二次世界大戦前の1940年代前半。
この二つの時代を何度も、場面を切り替えながら、物語が進んで行く構成です。
一応、主人公のマット・デイモン、髪型や眼鏡などで、若者と父親の二役を区別しつつ、演じているのですが、もう少し年を取った時のパートでは、老けメイクは出来なかったのでしょうかねぇ…。
時代が切り替わる毎に、テロップが出るので、間違える事は無いとは思うのですが、視覚的にも明らかに年代差があるという所を見せてくれないと、混同する原因になってしまいます。
(この点では「題名のない子守唄」の主人公を見習えという感じ。)

しかし、何ですね、マット・デイモン君、相変わらず、不細工だなぁ。笑。
プライベートな時の写真を見ると、凄く爽やかな笑顔が可愛くて、魅力的な男性に見えるのに、スクリーンの中に入ると、途端にブ男化…。
しかもこの映画、マット君のアップが矢鱈多い。
横顔のラインを観ていると、不細工すぎて溜息が出てしまいました。
ゴメン、マット君。
嫌いじゃないよ、貴方の事。良い俳優だと思ってる。

唯一、違和感があったのは、アンジェリーナ・ジョリーのキャラクター設定です。
初めに島で催されたパーティーでは、バリバリ男遊びしている風のお姉ちゃんでした。
長めの金髪もアンジーには似合いますね。
初対面でいきなり、マット君を押し倒して跨る。
このキャラクターなら、アンジーで納得なんです。
出来ちゃったから、責任取って結婚してねって…。(彼女の兄を通じてですが。)
そりゃ無いだろ、と、この時点で、以後彼女に対する同情心は全く湧きませんでした。
大体、本当に俺の子かぁ?!と問い詰めたくなりますよね。
なんか完全にハメられた気がして、マット君、可哀想…と思いました。

そんなイケイケの姉ちゃんのくせして、結婚後は、ただ待ち続け、孤独に耐える妻に変貌する流れが、どうも不自然で。
アンジー自身の持つイメージも影響していると思いますが、最初にあんな積極的男漁りをしておいて、不遇な妻ですかい?
ジュニアを演じているエディ・レッドメインが、これまた、どっちにも似ても似つかない、痩躯の若者で、一回DNA鑑定してもらった方が良くないですか?と。
最後の方で、子供が出来たから渋々結婚したんだと、キレたマット君に、良くぞ言うてやったと。
最初から私は、その台詞を言いたくて仕方なかったんですもの。
妊娠を盾にして、結婚を迫る女って大嫌いなんですよね。
誘惑されて、やる男も悪いんだけどさぁ。
でも愛情が無いと判っているのに、そんな相手に結婚してもらって何が嬉しいんでしょうね。
最初の設定と女優の選定が違っていれば、きっと彼女に同情できたと思うのに、この点だけは失敗かなと。

この映画を観ながら思った事は、エドワードの置かれた立場というのは、殊、極端なものでしたが、誰の人生も多かれ少なかれ、似たり寄ったりではないかというもの。
諜報部員という、誰も信じてはいけない、人を疑う事が仕事のエドワードですが、絶対的な味方、絶対的な敵などというものは、誰にも存在しないと思います。
人間関係というのは、流動的なもので、その時々の状況によって、刻一刻と変化してゆくのです。
だから仲の良かった親友同士が仲違いし、かつて愛し合っていた恋人や夫婦がいがみ合い別れてゆく。
血の繋がった親子でさえ、憎み合って、殺す事もある。
人間が生まれた時から臨終の時まで、ずっと変わらずに味方でいる相手など、絶対に存在しません。
逆も真なりで、ずっと敵で居る人間も居ない。
普遍的絶対的な敵・味方というものがあるとしたら、人生は本当に単純明快ですよね。
普遍的な味方の者達だけで集まって暮らせば、諍いも無いのだから。

自己の精神の不安定さと孤独を恐れる気持から、信奉する相手を求める人は多いけれど、その相手は普遍的な存在ではないという事だけは、肝に銘じなければならないと思います。
人間関係は刻一刻と変化する。
昨日の友は今日の敵。今日の敵は明日の友。
その事実を恐れてはいけないと思うのです。
だって判らないからこそ、人間関係は危うくも面白いんです。

映画の内容からは脱線しましたが、私はそんな事を考えながら観ていました。

映画としては、力作であり秀作です。
ストーリーは是非、ご覧になって確かめて下さい。
何気にキャストが豪華なので、その辺も見所の一つ。
売れっ子俳優は元より、往年の名優まで揃い踏みです。
デ・ニーロの人脈ですかね?

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最終更新日  Nov 2, 2007 12:04:21 AM
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