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MY HIDEOUT ~私の隠れ家~

Nov 8, 2007
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カテゴリ:映画鑑賞記録
現在、全国ロードショー中です。
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"EX MACHINA""APPLESEED SAGA: EX MACHINA"
監督・・・荒牧伸志
プロデュース・・・ジョン・ウー
原作・・・士郎正宗 『アップルシード』
音楽・・・細野晴臣、HASYMO、テイ・トウワ、コーネリアス、rei harakami、m-flo、他。
出演(声): 小林愛、山寺宏一、岸祐二、沢城みゆき、五十嵐麗、高島雅羅、辻親八、加瀬康之、コング桑田、土師孝也、深見梨加、他。

・物語序盤・
西暦2138年の地球。
非核大戦により、人口の半数を失った人類は、停戦と共に、中立都市オリュンポスを築いた。
そこには、人間の遺伝子を元に作られた、バイオロイドが多く生活していた。
バイオロイドは人としての心を持つが、人間と異なり、怒りや憎しみといった負の感情をコントロールされた種族である。
特殊部隊ES.W.A.T.に所属するデュナンとブリアレオスは、数多の戦闘を共に潜り抜けてきたパートナーであり、私生活では恋人であった。
しかしブリアレオスの肉体は、過去の戦闘の負傷が元で、全身"ヘカトンケイル"と呼ばれる、常人では融合に耐えられなかった最強のサイボークと化していた。
ある日、作戦行動中に敵の自爆によって、ブリアレオスは瀕死の重傷を負ってしまう。
そんな中、ブリアレオスのDNAより作られたバイオロイド・テレウスが、デュナンのパートナーとして配属される。
かつてのブレアレオスと同じ姿をしたテレウスに戸惑い、冷たく当たるデュナン。
一方その頃、オリュンポス各地では、サイボーグが暴走するテロ事件が多発し、最高レベルの警戒態勢が続いていた。

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士郎正宗作原作コミック『アップルシード』の、フルCGアニメーション劇場版2作目。
ストーリーは映画用の完全オリジナルで、プロデューサーにはジョン・ウーを迎えている。
前作で、人物の表情の描き方に、セルアニメのような独特なCG手法を使っていたが、今回は修正されている。
しかし依然として、人物のCG技法には、かなり癖があった。
アクション・シーンには、ジョン・ウーらしい演出が随所に見られる。
ただ、ストーリーの核心部分が、最初から読めてしまう脚本は難ありかと…。

前作の「アップルシード」(2004)から、主人公デュナンの小林愛さんを除いて、全員声優が変更になっていますね。
ブリアレオス役の山寺宏一さん、別に嫌いではないんですよ。
ただ、この人、あちこちに出過ぎでしょ…。
テレビでもタレントとして、顔が知れ渡ってしまっていますし、声も聞き飽きました。
上手いのは、勿論、上手いと思いますけどね。
でも正直、この人にブリアレオスは演じてもらいたくなかったです。(;一_一)
因みに前作では、小杉十郎太さん。
彼もベテラン中のベテランですけど、渋さから言うと、小杉さんのままでいってほしかった。
キャラクター・デザイン自体も、全員随分変更されていて、前作との繋がりがあまり感じられない作品でしたね。
タイトルも「アップルシード」であるという事を伏せておきたいかのように、小さく英語でAPPLESEED SAGAとサブタイトルを入れてあるだけ。
"EX MACHINA"はラテン語で、語源は演劇用語でもある"Deus ex machina"から取ったと思われますが、敢えてこのタイトルにした必然性は無いと思いました。

映像面については、キャラクターの顔の不自然さは、前作よりかなり払拭されていたものの、微妙にまだ名残があるのか、単に画像処理が荒いだけなのか、どうしても違和感を覚えてしまいました。
でも一作目より更に進化した、最新技術を駆使している筈なので、敢えて、若干不自然さを残す形を選んだのだと推測しますが。
都市の風景やサイボーグなどのCGは、明らかに細かく書き込まれているので、人物表現で独自性を打ち出したかったのでしょうねぇ…。

ジョン・ウーのプロデュースという事で、毎度お馴染みの戦闘シーンでのスローモーションに二丁拳銃、そして彼のトレードマークである鳩も登場します。
戦闘シーンは、流石に洗練されていて、カッコ良く描かれていました。

一番の難点はストーリーのインパクトの弱さですかね。
枝葉より、これが最も大切なファクターなんですが…。
これと言って、目新しいアイデアも無く、果てしなくフツー。
大体、序盤から、市民達が耳に付けていた装置コネクサス。
デュナンがヒトミに尋ねたら、出所は判らないけど、フリーで便利だから大流行りって…。
オリュンポス、今より文明が進んだ未来都市ですよね?
セキュリティーに対する意識も向上している筈よね?
そんな安全性も何も確認できない胡乱な代物を、何故人々が安易に受け入れるのか。
最初から、それが事件の大元でしょ…と、誰が観ても判ってしまうんですけど。
ケスナー博士も、出てきた瞬間に、これがキーパーソンの悪役だなと判ってしまうので、驚きや意外性が全くなく、予定調和の如く進行する物語を、淡々と見守るしかなかったのが残念です。

クリエイター陣には、非常に拘っています。
デュナンの衣装をデザインしたのは、プラダのデザイナー、ミウッチャ・プラダ。
パーティー・ドレスと私服の二つがそれ。
パーティ・ドレスの方は、可愛いというか、変わっているというか。
黒と白で作られたドレスでした。
音楽では、監修の細野晴臣を筆頭に、有名アーティスト達が結集。
因みに"HASYMO"は、元"YMO"坂本龍一・高橋幸宏・細野晴臣の新ユニット名。
彼等は2004年"HAS"名義で活動をした為、二つの名前を並べて、この名前にしたとか。

色々細部に拘った割に、全体的には凡庸な内容に仕上がってしまったというのが、私の率直な感想でした。

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最終更新日  Nov 13, 2007 05:11:16 PM
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