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MY HIDEOUT ~私の隠れ家~

Jan 31, 2008
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カテゴリ:映画鑑賞記録
只今、公開中です。
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"BRIDGE TO TERABITHIA"
監督・・・ガボア・クスポ
原作・・・キャサリン・パターソン 『テラビシアにかける橋』(偕成社刊)
出演・・・ジョシュ・ハッチャーソン、アンナソフィア・ロブ、ズーイー・デシャネル、ロバート・パトリック、ベイリー・マディソン、ケイト・バトラー、デヴォン・ウッド、エマ・フェントン、グレイス・ブラニガン、レイサム・ゲインズ、ジュディ・マッキントッシュ、他。

・物語序盤・
田舎町で暮らす小学五年生のジェス・アーロンズは、学校ではいじめっ子の同級生達に嫌がらせを受け、家庭では女ばかりの兄弟達と、苦しい家計の遣り繰りに追われる母、冷淡な父に囲まれ、常に疎外感を持っていた。
そんなある日、彼のクラスにレスリー・バークという、都会的な少女が転校してくる。
レスリーは男の子だけが参加できる駆けっこで、ジェスを抜いて一番になる。
ジェスに興味を持ったレスリーだが、ジェスは不機嫌だった。
家まで付けてきたのかと詰るジェスに、レスリーは自分の家が彼の隣家である事を告げる。
レスリーの両親は作家で、家庭は裕福だったが、仕事に没頭する両親の元で、彼女は孤独だった。
向こう気が強く、才気煥発で自由奔放なレスリーは、学校では変わり者として浮いている存在。
しかし孤立する者同士、ジェスとレスリーは、徐々に打ち解け、親友となってゆく。
二人は家の裏手にある小川の上にぶら下がっているロープを見付け、その先の森へと探検に向かう。
空想力の豊かなレスリーは、そこを二人だけの王国テラビジアと名付ける。
木の上に、古びたツリーハウスの跡を発見した二人は、そこを秘密の砦とし、王国の支配者となって、毎日楽しい時間を過ごすのだった。

tuta

もう後半、涙腺開きっ放しですわ。
周囲に誰も居ないのを幸いに、鼻水垂らして、泣きたいだけ泣いてやりました。(^^♪
映画が終わった後、映画館のトイレの鏡で自分の顔を見たら、ホラーでした…。笑。
矢張り、映画はがら空きの映画館で、独りで観るに限るなぁと、実感した一本。

元々、全く観る気無しでした。
また原作、児童向けファンタジー小説でしょ…という感じで、ジャンル的に食傷気味だったので。
しかし泣けるというレビューを読み、俄然観る気に。
でも正直、少しうるっと来る程度だよねと、高を括っていました。

前半は普通の子供達のお話。
学校でも家庭でも心を閉ざし孤立している少年と、都会から転校してきた奔放で明晰な少女。
団体生活には馴染めず、変わり者として浮いている二人が、次第に心を通わせ、親友となってゆきます。
作家夫妻の娘であるレスリーは空想の天才。
川向こうにある森を、二人が治める王国テラビシアと名付け、様々な不思議な生物達が棲む御伽の世界に。
レスリーが創り出す、架空の敵と戦い、王国での生活を楽しむジェス。
この辺りの映像世界は、大人が鑑賞するには、多少興醒めしてしまう危険性あり。
こういうピュアな空想は、大人には厳しいですからね。

ただ小学校で繰り広げられる、子供達の遣り取りに、自分が子供の頃に味わった、学校という場所で生き抜く苦労を思い起こしました。
子供社会には子供社会の厳しいルールがあって、学校はサバイバルの場で、渡世術が求められるんですよね。
上手く立ち回らねば、たちまち浮いてしまうし、イジメの標的になる。
学校を仕切っている強面の上級生グループも居る。
しかし強者の権力も安泰ではなく、一度しくじれば、支配者の座から転落して、かつて徒党を組んでいた仲間達から迫害を受ける負け犬の身となる。
自分も子供なりに知恵を絞って、必死に身を守って生きてたよなぁと、昔を思い出しました。
大人社会も厳しいけど、子供社会も厳しいのだ。

また家庭生活も然り。
同じ親から生まれた子供だからって、平等に愛されるものじゃない。
親も人間だから、我が子でも馬の合わない奴は居て、どうしても自分が可愛いと思う子を贔屓する。
虐待されている訳ではないけれど、愛情に温度差がある事を無視できる程、図太くも鈍感にもなれない。
腹を立てられる状況でもなく、ただ心に行き場の無い寂しさが募ってゆくだけ。
そして自分を守る為に心を閉ざす子供に、親の気持ちは益々扱いづらい奴だと離れてゆく…。
一方、愛情はたっぷりあるものの、自分達の仕事に没頭し、それを注ぐ事を忘れがちな両親を持つ少女の心も哀しい。
明るく強い子を演じ、幸せな空想に生きるのが、彼女に出来る唯一の自己防衛。
彼女は、勉強も運動も誰にも負けない、親に迷惑を掛けず、将来を期待させる理想の子供だ。
だが、心に生じた空洞は、フツーの同級生達から、自然と自分を遠ざける。

境遇や性格は全く違うが、孤独という共通項で、強く結ばれたジェスとレスリー。

それでも悲しみは唐突に訪れる。
そしてその悲劇の裏側に、一瞬自分の心に過った親友への疎外感が関係している所が、更に痛い。
悔んでも悔やんでも、もう取り返しは付かない。
自分を責め続けるジェスは、心無い言葉を投げ付けてきた、いじめっ子に殴り掛かる。
意地悪だと思っていたオバさん先生、実はメチャ思い遣りある人なのよねー。

後半の展開には、正直、こう来るかー!と胸をズドンと打ち抜かれましたね。
現実を目の前にしても、嘘だよね、ファンタジーだもん、このまま放置しないよね、と受け容れたがらない自分が居ました。
後は、ずーっとエンディングまで泣き通し。。・°°・(;>_<;)・°°・。
演出上手すぎるぜ、完全にKO負けです。

ラストも感動・感涙。
自分に冷たく当たる父親から可愛がられて、何だこんな奴と除け者にしていた幼い妹メイベル。
妹だって自分と同様に傷付いていたのだと、ジェスは漸く気付きます。
父親も自分を疎外していた訳じゃない。
何もしてやれない程、貧しかっただけ…。
失った物は大きいけれど、レスリーと過ごした日々を経て、得た物は更に大きかった。
その思いを忘れない限り、無限の王国は決して失われないのだ。

・・・ところで。
観終わった後、この映画の新聞広告を見ましたが、一番ラストの場面がそのまんま載ってました。(^_^;)
鑑賞後に見たので、これはどうよ…と思いましたが、観る前に目にしても何も気付かないでしょうね。

イカン、今、思い出しても泣ける。(T_T)
こんなオバちゃん、ここまで泣かすなよ、全く。
呼吸困難で死に掛けて、ギブギブ!って感じでしたわ。
レスリー役のアンナソフィア・ロブ、子供の頃のナタリー・ポートマンに雰囲気似てると思ったのは私だけか…。
おませで小生意気っぽい容貌。

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最終更新日  Feb 15, 2008 12:53:16 PM
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