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カテゴリ:内覧会攻略法
昨日、内覧会までに行われる、いろんな検査について書きました。それぞれの検査の中にも、その検査独自の役割が当然存在します。
大まかに分類すると、 1 地方自治体・消防署等の中間検査・完成検査 → 主に機能的な検査(使用材料、構造に問題が無いか、建蔽率・容積率の確認、非難器具や警報装置の確認及び作動テストなど) 2 建築主、デベロッパーによる中間検査・完成検査 → 主に意匠的な検査(ここのデザインが当初の設計と違う、あそこが汚れている、ここのクロスに傷がある等に加えて、1に関して行われた検査の結果の確認) 3 各施工部位の施工業者・現場監督の検査 施工会社の品質管理担当者の中間検査・完成検査 設計者、設計事務所による中間検査・完成検査 → 1+2の検査を行う といった感じです。 そして、「内覧会」はというと、本来は当然Type3であるべきなんですが、検査者はほとんどの場合素人なので、Type2に限りなく近い、意匠的な検査がメインになりがちです。 さて、ここで何が言いたいのかといいますと、これだけの『幾重もの「施工不良」防止措置がとられている』にもかかわらず、「内覧会」での指摘事項がかなりの数に達した場合には、その施工会社の「管理体制」を疑わざるを得ないんじゃないか、ということです。つまり、「工事中に どこ見てたの?」「いろんな検査、ちゃんとやったの?」ということです。 逆の考え方をすると、「ようし、今日はいっぱい アラ探しをするぞー」と意気込んでやって来ること自体、見当違いなのです。内覧会に至るまでに、数々の検査を経て、それらの手直しが終了していれば、皆無とは言わずとも、そんなには指摘項目はないはずです。 ですから、もとにもどって考えてみますと、内覧会での検査開始後、誰が見ても指摘するような汚れや傷等があった場合には、その『内覧会』に関しては「念入りなチェックを要するぞ」と思って、気合いを入れなおして検査したほうが良いと思われます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/03/26 09:56:51 PM
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