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この1週間、ルイ、下の男の子(スイスの小2)の先生とのやり取り。
ルイは絵を描くのが大好きで、得意でもあるのだが、学校で強制的にマジックペンで塗らされるので嫌だと言ってきた。 12色のマジックペンで大きな面積を塗ると本当に汚いし、家でやっているように色鉛筆やら好きな道具で自由に塗らせたい。宿題を色鉛筆で塗っていったら先生嫌な顔をして、ダメだという。 マジック系だけ許可ならコピック(色が多いマジックペン)みたいなマジックを使わせてくれるならいいが、スイスではコピックは専門画材店にしかなく(私は持っています)一本日本の3倍くらいの値段がするので、小学生では普通持っていない。 でも色鉛筆はみな持ている。水彩絵の具なども使わせてくれたらいいのだが、先生にとって準備が面倒なのでせめて色鉛筆だけでも使わせてほしい。 ルイは宿題の色鉛筆で塗った絵、学校で塗らされたマジックペンべた塗り(おまけに白い部分は絶対残すな、とのことで、折角下絵は素敵なのに何が何だか分からなくなっている)を見せて色鉛筆で塗ったほうがきれいでしょ、と先生に言ったら 「きれいかどうかなど関係ない。私の言うことを聞きなさい」と叱られて、本人がっくり。。。それっきり絵を描きたがらない。 本当になんちゅ~教師だろうか。夫がどうして色鉛筆禁止なのか、絵は創造性や描く喜びが大切なので色鉛筆も使わせてほしい、とメールで頼むと「ダメだ、私の指示を守ることが第一」との返事。 で、次の絵もマジックペンで塗れとのことで、うちで再現。 テーマは切手で、A3の大きな紙に絵を描いてマジックペンで塗ることになっているが、こんな広い面積、マジックペンで塗って、あ~マジックペン1本無くなった。。。 日本のハヤブサとか大好きなので、宇宙空間からみた地球とかのデザインの切手にしたのだが、マジックでべた塗りの真っ黒なので、銀河とか描けない(涙)とルイ。スイスの先生、一体何考えてんだ。 私は先生にメールで、「アート(絵画)を自分の指示を守らせる手段にしないでほしい。小さい子供にとってアートは楽しんで取り組むものではないか。教育者として子供の何を育てたいのか。」とか書いて送ったが、きっと「文句付ける親」とか言われるだろう。前にも大量の単純計算止めてくれ、とか知っている単語を延々と書かせるのは止めてくれ、と言ったら先生方一致団結(笑)してこちらを攻撃。 ”先生は自分の権威や存在を脅かす者に対しては攻撃する。”ということでしょうね。 どんぐり倶楽部で単純計算の宿題は親が宿題マシーンになって代わりにやる、という件で、教育掲示板で論争が起こっていた。「教師に隠れて親がやるのは子供に良くないから子供にやらせるべき」「子供を守れるのは親だ。教師に遠慮して子供にやらせるのは間違っている」など多くの意見が出た。教師が親の考えを理解して単純計算の宿題を出すことを止めるなら問題はないが、私の経験(それもスイスの先生)でも、プライドが高いし、旧態依然の考え、そして ”先生は自分の権威や存在を脅かす者は邪魔だ”の人たちなのでまともに言っても無駄。うちも単純計算や単純単語書きとりは私がやって、その分の時間を他の勉強に回している。 本当に無駄なことを延々とやらせている。ふぇ。。。 今回、ルイがやっている切手の課題は学校なので,自宅で忠実に再現。 マジックペンでA3画用紙の背景塗り潰すって大変過ぎる~。何のための図画なのか~ぁぁぁ! 本当にルイは素敵な絵が描けるのに、黙ってこれでやれ、と言われ喜びも楽しみも奪い去られ作業として延々と塗りたくる。。。先生、子供に何を教えたいの?!百歩譲って単純計算、単純描きとりならまだしも、子供の創造性を育てるべきアートで、何これ!(怒)子供の可能性や創造する喜びをつぶすだけの教師。 どんぐり倶楽部とスケート、日本語などは後日UPします。 スイスの公立学校、皆素晴らしというが(確かに施設は素晴らし)、やっていることは日本と変わらん。。。でもスイス人の夫に言わせると「他の国(フランスやイタリアなど)よりはずっといいよ」とな。 真の教育ってなんだろう、こんなことを考えられるのもどんぐり倶楽部を知っていたお陰です。他の人たちはこんなことにも気がつかないようです。。。ではまた。。。。 PS:皆さんの小学校では図画をどのように先生は指導しているのでしょうか。 塗るのは12色のマジックペン(フィエルトペン以外禁止)なんて学校あるんでしょうかねぇ。 情報お待ちしています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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