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◎「日本語を教える」ではなく、まず「日本語で暮らす」(FBより転載)
海外でのハーフっ子の日本語教育が大変なのは、十分な会話力が無いのに難しい「読み」「書き」をやらせるからだと思います。 良く目にするのは「お母さんの日本語が現地語と日本語がチャンポン、でも子供を補習校に入れて漢字書き取りなどの宿題をやらせる」で、母子バトル、子供日本語嫌い、と言うパターンです。 何度も書いてますが、分かりやすいように図にしましたが、十分な会話力があっての「読む力」ましてや「書く力」です。 家庭での会話環境が貧しいのに(母親の日本語での話が貧弱)、音読しなさい、漢字を書きなさい(そらで書けるようにしなさい)、では子供は嫌になっちゃいます。 まずは豊かな会話力を付けさせる、それは毎日の生活で育まれます。その土台があってこそ、読むことを楽しめるのです。書く方は平仮名、カタカナ、漢字など時々「写せ」ばいいです。そらで書けるよにならなくてもいい。 そのかわりPCの漢字変換、熟語選択を正しく出来て、PCできちんとした文章を書ければOK。 会話がたどたどしい、生活会話がやっと、と言う状況なのに、学年相応の漢字をそらで書けるようになるための練習とか本当にナンセンスだと思います。 読む方は負担が少ないので、読み聞かせでも親がどんどん進めてもいいですが、自分で読んで理解するには、十分な会話力の中から得た語彙力がないと、読んでも8割チンプンカンプンでは日本語の本を読むのが億劫になります。 会話を中心に、読書(読み聞かせも)をしていくと、相互作用で知っている熟語や表現がどんどん増えていきます。 年齢相応、現地語同等とまではいかなくても、現地語に近い会話力が育まれれば、日本語の本を楽しんで読めるようになります。 本当に日本語教育が上手くいかない原因は、土台となる豊かな会話力がないのに、日本の国語の勉強みたいな読み書きをやらせようとするからだと思います。 まずは家で日本語で豊かな会話をする、と言うことが大事だと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年09月12日 07時31分33秒
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