カテゴリ:徒然のままに
今日、7月17日、祇園祭のクライマックス、山鉾(やまほこ)巡行。曇り空の下で、約13万人(午後1時現在、京都府警発表)が都大路を進む32基の華やかな姿を楽しんだ。
今から58年前、私は初めて祇園祭を見た。まだ「戦後」間もないころの京都で学生生活をスタートさせた年であった。戦災で焼けなかった京都には、戦前の姿が残っていた。大阪で空襲に遭い、「焼け跡派」と呼ばれていた私の世代にとって、この雅な雰囲気に陶酔したことを覚えている。 祇園祭は、京都の八坂神社の祭りで、京都三大祭り(他は上賀茂神社・下鴨神社の葵祭、平安神宮の時代祭)と呼ばれ、さらに大阪の天神祭、東京の神田祭と並んで日本三大祭りの一つに数えられる。 しかし、神輿渡御や山鉾巡行や宵山が中心となる祇園祭は、まさに「動く美術館」と評されるほどの美しい織物などで飾られ、人々目を楽しませてくれる。また、山鉾の中で奏される「祇園囃子」の「コンチキチン」と音は、いかにも賑やかで雅な雰囲気を演出する。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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