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娘二人に誘われて、夫婦と四人で、ご馳走になった。瀟洒な和食屋さんに行く。
懐石料理に舌鼓を打つ。どの皿にも旬の美味が並んでいる。和食は、まず「目で食べる」という。器の一つ一つが、実に美しい。 四人が別々のお膳を注文した。というのは、いろいろなバラエティを見たかったからである。同じ食材で、こんなに違った料理があるとは驚きであった。目で食べ、そして料理に箸を運ぶ。先付けから順序よく出される料理。味は京風というか、関西風というか、薄味である。秋は「実りのとき」といわれるように、ご飯も新米ですと説明を受けて、その味を一粒一粒味わってみる。 料理のなかに「秋」を感じさせる工夫がしてある。紅葉の葉も、どこでどうやって、あのような紅葉が、この時季にあるのだろうかと思うほど、見事な紅葉が添えてある。「秋茄子は嫁に食わすな」といわれる、なすという素材を様々なレシピによって、美しく盛り付けてある。 西洋料理のいちばん後にはデザートになるように、和食の場合もお茶と菓子が出た。抹茶の香りと栗の和菓子が出てきた。四人が揃って、合掌して「ご馳走さま」と言った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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