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さるのちえ

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2010年02月17日
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 「端唄」というのは、江戸の座敷唄の中心で、文化・文政の頃に流行し、弘化・嘉永の頃には、全盛期を迎えたといわれています。その特徴は、長唄などの段物に対して、短い曲である事と、当世風で自由な曲調だといえます。

 季節の風景や、風物の擬人化、粋な恋愛模様を短い曲の中に折り混ぜてあり、中には洒落や風刺を利かせたものも多く、庶民に広く愛唱された様です。

 また掛詞(かけことば)の技巧を取り入れたり、男女の秘め事・色事を花や風景などに例えて、ストレートに表現しない言葉遊びも特徴のひとつです。とにもかくにも、江戸っ子は『粋』『いなせ』にこだわりを持っていたと思います。

<奴さん>(端唄)

♪ハア  コリャコリャ

 エー  奴さん  どちらに行く  ハア  コリャコリャ

 旦那  お迎えに  さても  寒いのに  供揃い

 雪の降る夜も  風の夜も  サテ  お供は辛いね

 いつも  奴さんは  高端折  アリャセ  コリャセ

 それも  そうかいな  エー

♪ハア  マダマダ

 エー  姐さん  ほんかいな   ハア  コリャコリャ

 きぬぎぬの  言葉も  交わさず  明日の夜は

 裏の窓には  私独り  サテ  合図はよいか

 首尾をようして  逢いに来たわいな  アリャセ  コリャセ

 そうも  そうかいな  エー

 ハアコリャ  コリャ

なんとなく、お座敷遊びの雰囲気がおわかりでしょうか?
続けて、もう一つ‥。

<松づくし>(端唄)

♪  唄い囃せや 大黒 一本目には 池の松、二本目には 庭の松、

    三本目には 下がり松、四本目には 志賀の松、五本目には 五葉の松

   六つ昔は 高砂の 尾上の松や 曽根の松 七本目には 姫小松 

    八本目には 浜の松、九つ 小松を植え並べ、十で 豊久能の伊勢の松

   この松は 芙蓉の松にて なさけ有馬の 松ヶ枝に 口説けば なびく

    相生の松、また いついつの約束を 日を松、時松、暮れを松

     連理の松に契りをこめて 福大黒をみさいな





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最終更新日  2010年02月17日 19時44分43秒
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