植物の不思議

　昨日あたりから急に暖かくなってきて今日は20℃を超え5月の陽気になった。帰国してもうすぐ1年になるのだが寒さには参ったのだ。長袖のアンダーウェアやズボン下などは持っていなかったので長年穿くことはなかったのだが昨年12月なって寒さにたまらず購入したのであった。 　ここ2-3日急激に暖かくなったのだが、植物は春の訪れをちゃんと知って、花を咲かせる準備をしていたのだろうか。庭のクリスマスローズの花が咲いているのに気がついた。 　 　先週あたりまでは10℃を越えることはなかったのだが、今週になって急に暖かくなったのでこの花は温度感知よりもむしろ日照時間を感知して春の訪れの準備をしていたのでは、と思うことにした。 　宋時代の詩人「蘇軾」の詩に「春江水暖鴨先知」の詩があるというのを読んだ事があった。家の中にいて暖房、冷房の生活をしている人間よりも自然のなかで活動している動植物のほうが春の訪れを先に知るということだ。