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カテゴリ:音楽
今日は讀賣日響のみなとみらい定期公演。今月はモーツアルト2曲とメンデルスゾーンの交響曲第3番スコットランドである。指揮はフランス生まれの65才、長髪を後ろに束ねたSylvain Cambreling 2010年4月から読響の常任指揮者を務めているとある。
モーツアルトの交響曲第29番は14時きっかりに始まった。モーツアルトの交響曲は1番から41番まで、その他に番号のない曲が15曲ほどある。35番以降はよく聞くがそれ以前は25番とこの29番がよく演奏される。第一楽章からヴァイオリンのたおやかな音色に魅了された。 2曲目はヴァイオリンとビオラのための協奏交響曲、ヴァイオリンは西ドイツ放送響のコンサートマスターを務める荻原尚子氏、黒のスリムスーツを縦に二分し金粉をあしらって小柄ながら仁王様のようにスックと立ち堂々と演奏する。ヴィオラはベルリンフィルの首席ヴィオラ奏者の清水直子氏、渋い金地に黒を散らしたドレスで登場、高い背の全身でアクティブに演奏する。二人の力強い高音と低音の掛け合いが見事であった。 3曲目はメンデルスゾーンの交響曲第3番。メンデルスゾーンは裕福な家庭に育ち、紳士的で常に高い理想を持ち続けたとある。1829年にイギリスを訪問しスコットランドに旅をして感銘を受けて作曲されたとされるこの曲、第二楽章のクラリネットのメロディーや木管楽器の掛け合いが見事であった。そして終楽章にむけて爆発するエネルギーに感動した一日でありました。 最後にこの17日で契約切れで退団するチェロ奏者の嶺田氏、今日が最後の読響との演奏とあって楽団員から花束が贈られ万雷の拍手で幕を閉じたのである。 写真は読響のブロシュァーから お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.09.15 08:46:56
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