2008/04/11(金)11:19
哲学に挑戦中
ちょうど3年前にベトナムへ旅行した時に
何冊か本を持っていったのですが、その中で1冊、
読みきらずに終わってしまった本がありました。
最近、やっと再チャレンジしています。
ソフィーの世界(上)
この物語は14歳のソフィーというごく普通の少女が、
ある日「あなたはだれ?」という謎の手紙を受け取るところ
からはじまります。手紙は哲学の講座になっていて、
ソフィーは哲学を文通形式の講座で学ぶのですが、
同時にソフィーの周りで不思議な出来事が起こっていきます。
まるで倫理の教科書のような、人名と年号と言葉が並ぶ哲学講座の手紙。。
その講座を読み終えたソフィーが、内容を咀嚼して復習するシーン。。
そしてファンタジーとミステリーの要素に溢れ、次々に起こっていく不思議な事件。。
テンポ良く進んでいく展開はとても読みやすいです。
この本は私が高校生の頃に話題になった本で、
当時、倫理の先生から強く勧められたのを覚えています。
しかし当時の私にとって、哲学なんて言うものは“学校の勉強”のひとつでしかなく、
人物名や言葉を覚えるのにウンザリで、全~~っく興味がありませんでした。
でも年齢を重ねるごとに、今自分が存在している不思議をひしひしと感じるようになりました。
この世界が存在している不思議、自分が生きている不思議・・・
とはいっても自分の頭で考えるのは限界がありますよね~
晴れた日に青空を見上げて宇宙の果てを想像すると、頭がクラクラしちゃうし。
ということで、まずは!
そんな難しいことについて真面目に考えてきた人たちの考えを
お伺いしてみようと思ったわけですっ
・・・・・・なんて勢い良く書いてみたものの、
実はまだ上巻362ページのうち、
86ページまでしか読めてないんですけど・・・
哲学と科学の発祥である「自然哲学者」のとこを、
いったりきたり、何度も読んでいます。。。
(歴史が苦手な私の頭には入りきらない)
更に次は、かの有名なソクラテスの章なんですが、
その後の哲学史の基盤になる重要ポイントだそうなので、
慎重に読み進めております。
それにしても、理性とか存在とか価値とか、
二千年も前から人間は考え続けているのに、
現代の人間も同じことを考えて悩んでる・・・
もし二千年前の人と話をすることが出来ても、
哲学の話ならあまりギャップがなかったりして~。
三千年を解くすべをもたない者は
闇のなか、未熟なままに
その日その日を生きる
------- ゲーテ
そういえば、私が哲学って面白いかもしれない、と思いだしたのは、
数年前にフジテレビで放送されていた「お厚いのがお好き?」という
深夜番組を見てからかもしれません。
(哲学の番組というわけではなくて、厚い本の内容を身近な事例に例えて、
わかりやすく解説した番組でした)
ソフィーの世界を読み終えたら、こっちも読んでみたいなぁ~。